身近に潜む腰痛の原因①:あるある健康大百科「腰痛編」

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身近に潜む腰痛の原因①

運動不足腰痛

 仕事で外を動き回っているから足腰が強い。つきに1回はテニスで汗を流しているから運動不足になっていない。子育て、家事、家族の世話に毎日奮闘。だから特に運動しなくても平気。こんなふうに思っている人が、実は運動不足なんです。自己評価の高さほどには、筋肉がしっかりしていません。つまり腰痛になりやすい状態なのです。

   また、自分でも運動不足だと分かっている人が、いきなりスポーツしたり、グータラグータラとテレビを見ている怠けもの、寝転んで本を読んでいるだらしない人などは、自ら腰痛になりたがっているとしか思えません。

 そして、パチンコ大好き人間が、何時間も悪い姿勢のままで玉とにらめっこ、というのも腰痛の立派な原因になります。あなたは、もしかしたら運動不足腰痛ではありませんか?
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中高年腰痛

 若いころは、駅などの階段の駆け上がりも難なくできたのに、近頃めっきりスピードが落ちた。そればかりか、ついに腰痛が起きてしまった。こういう中高年の人は、肥満状態のはずです。体が重すぎるための筋肉疲労が原因です。
 かと思えば、これしきの荷物などへっちゃらだと、ムリして重い荷物を持ち歩いて腰を痛めつける人。一見、健康に見える体つきの人が、自信過剰に陥るケースです。  そして肥満を解消しようと無茶なスポーツでがんばった末に、パリッ、ピリッと急に腰の痛みに見舞われる人。年齢による体力や体形の変化に逆行するような動作が、すべて腰痛につながってきます。肥満による筋力の低下や、運動不足による筋肉のやせすぎをきたさないようにすることが、中高年腰痛にならないポイントです。
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オフィス腰痛

 パソコンとワープロに囲まれたオフィスで、一日のうちの何時間も、同じ姿勢で同じ作業を繰り返していると、腰、背中、肩などが凝ってきます。目も首も手も下半身も疲れます。
 30分から40分ぐらい仕事をしたら、10分から15分間休憩をとるのがOA機器と人間の上手な付き合い方だといわれていますが、なかなか理想どおりにはいきません。どうしても1時間、2時間と延長してしまいます。その結果、腰に負担をかけ、腰痛になるというわけです。

 また、毎日のことで慣れてしまっているので、案外おざなりにしているのが椅子との関係。体に合わない椅子に腰掛けて仕事をしていると、よけいな緊張を腰に強いることになり、それが続くと腰痛になります。調整できるものは直しながら、腰痛体操を行って、体を快適な状態にしておきましょう。
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作業腰痛

 たまの休日ぐらいのんびりしていればいいのに、急に思い立ってペンキ塗りをした、犬小屋を大きなものに作り替えた、慣れていないこうした日曜大工がたたって、腰を痛めてしまうことがあります。

 あるいは、慣れているはずの農家の人が、あまりにも同じ作業を繰り返したために、腰が伸びなくなり腰痛に悩むこともあります。いろいろな作業が腰に負担をかけ、筋肉に無理を強いているわけです。

 進学、就職、転職など引越しの季節になると、重い荷物を運び腰を痛めたりします。このように素人が要領を得ないために起こす腰痛もあれば、プロだからこそ連日の荷物運搬などで腰を痛めるということあります。「ぎっくり腰」などにならないためにも、腰をきたえるコツを身につけましょう。
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女性の腰痛

 未婚の女性に多い「生理痛」は、おなかの痛み、腰の重苦しさ、鈍痛などを伴います。激しい痛みに襲われると、鎮痛剤のお世話になったり、ベッドに臥す人もでてきます。仕事を持っている女性は、生理休暇を取ることになり、これでは毎月毎月続いて気分がめいってしまっても無理はありません。

 また、「冷え性」も女性の大敵です。冬はどんなに暖房が効いている部屋にいても寒く、夏は夏で、クーラーが邪魔をします。皆が暑い暑いと涼を求める中で、上着やカーディガンを羽織ったり、腰にひざ掛けを巻いたりして、冷えから体を守らなければなりません。

 しかしこうした女性特有の腰痛も、つぼの刺激、体操、マッサージなどで軽減させることができるのです。専門家の手を借りずにできる自分でできる方法もあります。
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出産腰痛

 妊婦さんの腰痛は、おなかに赤ちゃんがいるため、そっくり反った姿勢になったり、出産するために、骨盤が開いて、そのゆるみが、腰痛を起こさせます。こうした原因による腰痛は、ある程度しかたのないことなのですが、軽いマッサージで楽になることもあります。

 初めての妊娠・出産の場合は、ご主人も協力してあげ、腰痛によるイライラや、出産への不安をなるべく軽減させることが大切です。そのために、妊娠中に入ったら、医師と相談のうえ、腰痛体操を試してみましょう。さらに、最愛の夫の手でマッサージをしてもらえば、心身両面のバランスもよくなります。
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キッチン腰痛

 どんなに見た目が美しいシステムキッチンでも、使う人の動き、身長などに不釣合いなキッチンは、使いかってが悪く、頭をぶつける、腰をひねる、腰が曲がりすぎる、あるいはまっすぐに立ちっぱなしになるなど、問題がでてきます。その結果、もっとも多いのが腰痛。

 このほかに、台所の冷えなどが引き金になる腰痛もあります。冷えが原因で、「坐骨神経痛」になることもありますので、冷え性の人は、台所仕事のときに厚手の靴下をはいて、それ以上足が冷えないように保温することです。

 キッチンで立ちっぱなしの時間が多い人は、体のどちらかに体重をかけ、腰痛にならないようにする工夫も必要です。ちょっとした暮らしの知恵で、キッチン腰痛の予防を心がけましょう。
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ファッション腰痛

 バストが程よく盛り上がり、ウエストはぴしっと引き締まって、スラリとした長い足にハイヒールをはいて、カッコよく歩きたい。若い女性ならこんな夢を見たり、実際このような女性もいることでしょう。

 しかし、ハイヒールは腰の部分の脊椎を前に彎曲させてしまって、腰痛の原因になります。また、スタイルを良く見せたいばっかりに、コルセットで締め付けたり、必要以上にウエストをきつくしたりして腰痛になることもあります。流行に乗って、へそだしルック、超ミニスカート、シースルーなどのファッションが体の冷えに結びつき、それが腰痛につながっていることもあります。筋肉疲労、血行不良、冷えなどに十分注意してオシャレを楽しみたいものです。
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通勤腰痛

 毎朝毎晩、通勤電車やバスに揺られ、1時間以上もギュウギュウ詰めの状態で立っていると、腰の安定が悪いので筋肉はすっかり疲れてしまいます。人の波に押されて腰をひねることもあります。左右どちらかに正しく体重を移動することができにくいので、よけい腰に負担をかけるわけです。

 また、重いかばんを持って通勤するのもよくありません。人に押されるのとかばんの重みとで、体はさらにバランスを崩すからです。幸運にもシートに座れたときは、浅く腰掛けるのではなく、お尻も腰や背中も安定するように、深く腰掛けてください。たまに空いている電車に乗ったときは、つり革を利用して腰痛体操をするのもいいでしょう。ただし、揺れが激しかったり、スピードが出ているとき、近くに乗客がいるときは控えるようにしましょう。
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ベッド腰痛

 ふかふかの柔らかなベッドは、体を横たえた直後は確かに気持ちの良いものです。ところが、しばらくすると、お尻が沈んでしまったり、肩の辺りが妙に落ち着かず、疲れを感じるようになります。
 こうした事態は、柔らかすぎるベッドに体がスッポリとはまりこんだための筋肉疲労、あるいは、筋肉の血行不良を招いてしまいます。

 私たちは、毎晩、睡眠中でも体を右へ左へと寝返りをうっています。いかにも寝相が悪いように思うかもしれませんが、実は寝返りをすることで、体の筋肉をほぐし、全身の血行をよくしているのです。柔らかベッドは体を固定させ、一見行儀の良い寝相にしますが、同時に筋肉の働きや血液の流れを悪化させているのです。ベッドは少し固めにするようにしましょう。
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