高血圧を予防・改善する:あるある健康大百科「サプリメント・健康食品編」

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高血圧を予防・改善する

ドコサヘキサエン酸

 ドコサヘキサエン酸は魚油に含まれる成分で、健康にいいオメガ3系の多価不飽和脂肪酸の一つ。DHAと略記される。脂肪や悪玉コレステロールを下げて高脂血症、血圧を下げて高血圧を防ぐ、アドピーや花粉症などのアレルギー疾患を防ぐ、視力の向上、躁うつ病やうつ病、痴ほうを改善する、抗がん作用など、幅広い効用があるとみられている。

 1日1食、100gの魚を食べると十分量のDHAをとれるという。サプリメントの場合は、1日の摂取量の目安は500mg。具体的な症状があったり、健康不安が強いときは、1~1.5gとるとよい。
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発芽玄米

 発芽玄米は玄米を水につけ、わずかに発芽させた米。発芽状態にして胚芽の酵素を活性化させることにより、玄米の健康機能が高まっている。イライラを緩和して血圧を下げるギャバ(γアミノ酪酸)は玄米の3倍(白米の10倍)に増えている。その一方で、アレルギーの原因となるアレルゲンたんぱく質の量は大幅に減少している。ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの健康成分は玄米と同等量を含む。

 ヒトを対象にした試験によって食後の血糖値の上昇を緩やかにし、ダイエットや高脂血症、高血圧、アトピー性皮膚炎を改善する効果を発揮することが認められている。さらにマウスの実験では、アルツハイマー病を予防する効果が認められた。発芽玄米は、当初、水分が多いウェットタイプが商品化されていたが、次いで、通常のお米と同じ程度に乾燥したドライタイプが登場し、より利用しやすくなった。
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マグネシウム

 マグネシウムは300以上もの代謝酵素が働くのに必要な必須ミネラル。高めの血糖、中性脂肪、血圧を下げる作用を持つ。筋肉の収縮を抑え、脳梗塞や心臓病、こむら返りも防ぐ。骨を形成するミネラルの一つでもある。ストレスにさらされると、尿から排泄される。食品では、にがり、ナッツ類、きな粉、ひじきなどに多い。サプリメントの場合、カルシウムとマグネシウムなどに多い。サプリメントの場合、カルシウムとマグネシウムを1:1~2:1の比率でとるといい。

 1日当たりの摂取当たりの摂取目安量にマグネシウムが80~300mg含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められている。成人(18歳以上)1人当たりの食事摂取基準(2005年版)の1日推奨量は、男性が18~29歳が340mg、30~49歳が370mg、50~69歳が350mg、70歳以上が310mg。女性は、18~29歳と70歳以上が270mg、30~49歳が280mg、50~69歳が290mg。妊婦は40mgの付加が必要。上限量は特に定められていないが、通常の食品以外からの摂取量(サプリメントを含む)は、成人の場合1日350mg、小児では1日5mg/kg。
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FK-23菌

FK-23菌。乳酸菌の一種であるフェカリス菌を特殊処理して有効成分を抽出したもの。LFKともいう。整腸作用のほか、血圧降下、花粉症などのアレルギー体質の改善作用がヒト試験で確認されている。FK-23菌が含まれる商品は、ニチニチ製薬の「チサアレジ」など。「チサアレジ」は1包(2g)にFK-23菌を約1兆個含む。1日目安量は1~3包。
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パンプキンシード

 パンプキンシードは、ウリ科かぼちゃ属の西洋カボチャの種。女性の頻尿、失禁を和らげる。1日にエキス量で525mgを目安にとる。3ヶ月程度で効果を実感できるとされる。花粉症などのアレルギーを抑える効果、高脂血症や高血圧を改善する効果の研究も進められている
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キョウオウ

 キョウオウとは春ウコンの正式名。秋ウコンに比べると、色素成分のクルクミンの含有量は少ないが、秋ウコン同様、肝臓の機能を助け、アルコールの分解と胆汁の分泌を促す。また、独特の精油成分を含み、殺菌作用のほか血圧やコレステロールを下げる作用もある。
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ゴマリグナン

 ゴマリグナンはゴマに含まれる脂溶性の抗酸化成分の総称。セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなどがある。肝臓の働きを高め、二日酔いや悪酔いを予防する。肝臓で脂肪を利用しやすい形に変える酵素を活発化する。ゴマリグナンはコレステロール値や血圧を下げる作用、肝臓ガンや乳がんの予防効果もある。摂取目安量はセサミンとして1日10mg(ゴマ3000粒分)
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セサミン

 セサミンはゴマに含まれる脂溶性の抗酸化成分、ゴマリグナンの一種。ゴマの1%がゴマリグナンで、その半分はセサミン。ゴマリグナンは、肝臓の働きを高め、二日酔いや悪酔いを予防する。肝臓で脂肪を利用しやすい形に変える酵素を活発化する。コレステロール値や血圧を下げる作用、肝臓ガンや乳がんの予防効果もある。摂取目安量はセサミンとして1日10mg(ゴマ3000粒)
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ニンジン

 ニンジン。セリ科の植物で、体内でビタミンAに変わるβカロチンを豊富に含む。消化促進や血圧の降下作用、抗ガン作用も持つとされる。免疫バランスを改善し、アレルギーを抑制する作用も見つかった。
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免疫ミルク

 免疫ミルクとは免疫した搾乳した牛乳を原料とした健康食品。ヒトに感染しやすい26種類の悪玉細菌を殺菌処理をしたものを乳牛に連続投与すると、悪玉細菌を退治する抗体を含む牛乳を作ることができる。この牛乳を粉末化したものが健康食品として商品化されている。免疫力を回復する作用が知られ、リウマチや関節炎、ぜんそく、高血圧、感染症、ガンなどに幅広く利用されている。
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ニンニク

 ニンニク。ユリ科の多年草。英名ガーリック。米国ではベストセラーサプリメントの一つ。エジプト時代から強壮に用いられてきた。ニンニクの有効成分はアリイン、スコルジン、ビタミンB1など。アリインは切る、擦るといった過程でアリシンという臭い物質に変わる。

 アリシンはビタミンB1の吸収を促進するほか、抗酸化作用や殺菌、保温、食欲増進などの作用がある。スコルジンは強壮効果があるほか、血圧を低下させ、悪玉コレステロールを減らす作用があるという説もある。ただし、ニンニクのとりすぎは胃を荒らし、腸内の有用な菌を減らすので注意が必要である。生なら1日1カケ程度が理想。サプリメントは、生ニンニク換算で4g程度。
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オメガ3

 オメガ3は健康にいい油として注目されている脂肪酸成分のグループの一つ。魚油に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、亜麻仁油(あまにゆ)やシソ油などの植物油に多く含まれるαリノレン酸が、オメガ3に分類される。

 オメガ3は低温でもサラサラの性質を持つため、血液の流れをよくして動脈硬化などを防ぐ、脳細胞の膜を軟らかくして記憶力を高める、中性脂肪を減らす、高血圧を下げる、アレルギーを抑制するなど幅広い効用が見つかっている。日本人のオメガ3食事摂取基準(2005年版)では、成人男性(30~49歳)の1日の目標量が2.6g以上、成人女性(30~49歳)は1日の目標量2.2g以上。
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オリーブ葉

 オーリブ葉は地中海沿岸原産、モクセイ科の常緑樹であるオリーブの葉。有効成分はオレウロウペインというポリフェノールの一種。血糖や血圧、コレステロールを下げて生活習慣病を予防する。免疫力アップ、感染症の予防効果もあるとされる。
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かつお節オリゴペプチド

 熱水抽出したかつお節の残りをプロテアーゼで分解して作るペプチド。1日1.5gを摂取すると2~4週間で穏やかに血圧が下がることがヒト試験で確認されている。粉末スープや粉末味噌汁、粉末茶、錠剤などが「血圧が高めの方に適する」トクホ(特定健用食品)として厚生労働省から認められている。
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カリウム

 カリウムは細胞内に存在し、水分量を調節するミネラル。ポタシウムとも呼ぶ。高血圧の原因となるナトリウムの排出を促す。食品では、海藻、野菜、果物、豆類に多い。成人(18歳以上)1人当たりの食事摂取基準(2005年版)では、1日目安量は、男性2000mg、女性1600mg。授乳婦は370mgの付加が必要。目標量は男性18~29歳は2800mg、30~49歳は2900mg、50~69歳が3100mg、70歳以上は3000mg。女性は18~29歳は2700mg、30~49歳は2800mg、50~69歳が3100mg、70歳以上は2900mgとなっている。
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キトサン

 キトサンはカニの殻などに含まれる動物性の繊維、キチンを化学処理したもの。キトサンのサプリメントは、8割以上がキトサンになったキチンとキトサンの混合物。これをキチン・キトサンと呼ぶ場合もある。キトサンは、食事に含まれる脂肪を吸着して、便と一緒に排出される。

 コレステロール値や血圧を低下させる作用も持つ。またキトサンを1週間程度のみ続けると腸内の悪玉菌が減るというデータもある。ダイエットのためには、油っぽいものを食べ過ぎた直後に飲むと効果が高い。1日のキトサン摂取目安量は300~500mg程度。カニ・アレルギーの人は飲まないほうがよいでしょう。
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ギャバ

 ギャバはγアミノ酪酸(GABA)の略称。哺乳動物の脳に多く存在するアミノ酸。脳の血流を改善する作用が知られ、日本では脳代謝を賦活する飲み薬として実用化されている(1日3000mg)。サプリメント向けのギャバは、米胚芽やカボチャなどから作られる。

 ギャバは1日に20~50mg程度でも、血圧を下げ、イライラを解消する効果が確認されている。ギャバを含む錠果が「γアミノ酪酸(GABA)を含んでおり、血圧が高めの方に適した食品」というトクホ(特定保健用食品)表示の許可を厚生労働省から取得している。ギャバの含有量を高めたギャバロン茶や発芽玄米も商品化されている。
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黒酢

 黒酢はこはく色が濃い食酢。この色は発酵・熟成の間にアミノ酸が糖と反応して黒褐色になったもの。黒酢は通常の食酢に比べて味がまろやかなので、飲むお酢としても人気。黒酢は血流を改善して血圧を下げる作用が知られている。
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サーデンペプチド

 イワシのたんぱく質を酵素で分解したペプチドの商品名。アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害して血圧をさげる効果がある。主な有効成分はアミノ酸のバリンとチロシンが結合したバリルチロシン。サーデンペプチドを配合した飲料やサプリメントが「血圧が高めの方に適した」トクホ(特定保健用食品)として厚生労働省から認められている。目安量は1日0.4g。
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シルクペプチド

 シルクペプチドは蚕(かいこ)が作るたんぱく質であるシルクを分解したペプチド。特定の製法で作ったシルクペプチドは血圧を下げる作用がある成分を含んでいる。
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スコポレチン

 スコポレチンはノニに含まれている薬用成分の一つ。スコポレチンはヒドロキシクマリンの誘導体の配糖体で、血圧を調節する効果があると考えられている。
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セイヨウサンザシ

 セイヨウサンザシはヨーロッパ、北アフリカ、インド原産のバラ科の植物。主に実の部分の抽出エキスがサプリメントに利用される。心臓の筋肉を丈夫にする作用や、血流を良くして血圧を下げる作用を持つ。ヨーロッパでは心臓病の薬として古くから利用されてきた。
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杜仲茶

 杜仲茶は中国四川省原産の落葉樹である杜仲の葉のお茶。杜仲茶はお湯で煮出した飲料や茶葉が商品化されている。杜仲の樹皮は古来より煎じて漢方薬として服用されている(日本では医薬品としてのみ使用)。

 葉も樹皮と同じく、杜仲独特の成分を含む。副交感神経を活性化して血圧を下げる作用を発揮するのは杜仲葉配糖体。その代表成分であるゲニポシド酸を1本50m?につき30mg含む杜仲茶飲料は、「血圧が高めの方に適する」という表示を厚生労働省が許可したトクホ(特定保健用食品)。小林製薬が商品化している。
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ホップ

 ホップ。アサ科に属する蔓(つる)性の多年草。ホップはビールの原料として有名だが、古くから薬草として用いられてきたハーブでもある。ホップの原産地はコーカサス地方といわれ、12世紀ごろから雌花の集まりの毯果(きゅうか:花のかたまり)がビールの醸造に利用されるようになった。

 ホップはビール独特の苦みや香りのもととなる原料である。中世ヨーロッパでまとめられたハーブ辞典には鎮静作用や育毛作用などの薬効に関する記述があるほか、北アメリカ先住民族では薬草として伝統的に茶やシップ薬などが利用されてきた。ドイツでは医薬品扱い。ホップにはイライラ、不安、不眠に対する効果が確認されている。細菌、糖尿病改善や血中脂質の代謝改善、高血圧の改善、肥満抑制、動脈硬化予防など生活習慣病の対策に役立つ作用を解明する研究が進んでいる。
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ラクトトリペプチド

 ラクトトリペプチドは乳酸菌で発酵した発酵乳の中から見つかったペプチド成分。LTPと略記する。アンジオテンジン変換酵素(ACE)を阻害して血圧を下げる効果がる。カルピスが開発した。主な有効な成分は、2種類のトリペプチド(アミノ酸が3個結合したもの)。ラクトトリペプチドを含む飲料「アミールS」やヨーグルトが、「血圧が高めの方に適する」トクホ(特定保健用食品)として認められている。目安量は1日3.4g。
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