胃炎を改善する:あるある健康大百科「サプリメント・健康食品編」

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胃炎を改善する

カモミール

 学名Matricarina recutia。カモミールは医療用ハーブとして古くから利用されているヨーロッパ原産のキク科植物で、ドイツでは医薬品扱い。カモミールの語源はギリシャ語で「地上のりんご」。

 カモミールはフランス語読みで、オランダ語のカミツレとも呼ばれる。花が開ききる前に摘んで乾燥させたドライハーブをハーブティーとして楽しむほか、精油も商品化されている。カモミールには興奮を鎮める鎮痛作用、眠りを促す催眠作用というリラックス効果があり、腹痛を和らげて下痢や便秘を改善する。粘膜や皮膚の炎症を鎮めて痛みを和らげる消炎鎮痛作用もあり、カゼの初期ののどや鼻の痛みに効く。乾燥肌やかゆみ、口臭の予防にもいい。
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甘草(かんぞう)

 甘草。学名Glycyrrhiza glabra。マメ科の植物。根及び根茎の部分を乾燥させたものは、消炎・解毒作用が知られ、漢方薬の処方に広く用いられている。主成分のトリテルペン配糖体は、ショ糖の150倍という強い甘味を持っているため、食品添加物の甘味料として利用されている。これに1割ほど含まれるグリチルリチンは、副腎皮質ホルモンの産生促進、結合組織の増強による抗アレルギー、抗炎症などの作用が認められる。

 日本ではグリチルリチン製剤は、肝機能異常や湿疹・皮膚炎、口内炎を改善する医薬品として利用されている。甘草は西洋ではリコリスと呼ばれる。ドイツでは、カタル性の胃・十二指腸炎の治療薬として認められている。
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乳酸菌

 乳酸菌は発酵で乳酸を作る細菌の総称。ヨーグルトや漬物など発酵食品に多く含まれる。乳酸菌の中には、腸の中にすむものもあり、腸の中で健康に役立つ働きをしていることから、善玉菌に分類される。乳酸菌は便通や便臭の改善という整腸作用のほか、免疫力の向上、抗がん作用、アレルギーの抑制など幅広い効果が報告されている。

 これらの健康効果は乳酸菌の種類や株によって強さが異なる。ヨーグルトなどの商品では、用いている乳酸菌の種類・株の名称を大きく表示したものが増えている。
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アンジェリカ

 アンジェリカ。学名Angelica archngelica。セリ科の多年草で、茎を料理に、根を薬用に使う。アンジェリカは食欲不振や胃けいれん、胃の膨満感などを和らげる効果があり、ドイツでは医薬品として認められている。

 精油は根と種から取れ、香りを吸うと気管支炎に効くとされる。ただし、精油には日光で変化する成分が含まれているので、顔など光が当たる部分には塗らないほうがよい。なお、漢方薬として使われる当帰(トウキ、学名Angelica acutiloba)とは別のもの。アンゼリカともいう。
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Lカルニチン

 Lカルニチンは脂肪からエネルギーを取り出すために必要な成分。L体とD体という2種類の構造(光学異性体)があり、もともと体内に存在するL体のLカルニチンだけに健康効果がある。以前はビタミンBtと呼ばれた。食品では羊肉などの赤肉にたくさん含まれている。体内で、アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるため、普通は不足することはない。ただし、鉄とビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6が足りないと、合成の効率が落ちるため不足することがある。

 また、妊娠中や授乳中は必要量が増える。狭心症や心不全などの心臓の病気の、症状を軽くする効果が臨床試験で確かめられている。2002年に、特にLカルニチン不足ではない人でもLカルニチンをとると体脂肪が燃えることが報告され、ダイエットに効く成分として大人気になった。日本では慢性胃炎などの治療薬として使われているが、2002年11月から食品に配合できることになり、さまざまな配合食品が販売されている。
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LC1菌

 LC1菌。学名Lactobacillus johnsonii Lal。プロバイオティクス効果のある乳酸菌。整腸、免疫アップのほか、ウェルシュ菌やピロリ菌を減らす効果がヒト試験で確認されている。ネスレ・スノーがトクホ(特定保健用食品)「ネスレ LC1ヨーグルト」などで商品化している。「ネスレ LC1ヨーグルト」は1個(20g)にLC1菌を10億個以上含む。
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LG21菌

 学名Lactobacillus gasseri OLL2716。プロバイオティクス効果のある乳酸菌。ヒト試験でピロリ菌を減らす作用が確認されている。LG21菌を含む商品は、明治乳業の「明治プロビオヨーグルトLG21」など。
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ガジュツ

 ガジュツ。紫ウコンの正式名。秋ウコンや春ウコン同様、ガジュツはアルコールの分解と胆汁の分泌を促し、肝臓の働きを助ける。秋ウコンに多く含まれる色素成分のクルクミンはほとんど含まないが、シネオールやカンファーといった精油成分を含む。ガジュツの精油成分には殺菌作用があり、特に、胃潰瘍の原因となるピロリ菌の除菌にも効くとされている。
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カテキン

 カテキンは緑茶の渋み成分。緑茶葉の乾燥重量の10~20%を占める。カテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化力が強い。カテキンには体脂肪を減らす作用に注目が集まっている。また、お茶をたくさん飲む地域では胃がんの発生率が低いことが知られており、カテキンのがん予防効果を検証する研究が日米で進んでいる。

 またカテキンは口臭予防や胃潰瘍なの原因となるピロリ菌を減らす作用もある。体脂肪を減らすための1日の摂取目安量は、カテキン500~600mg程度。およそ普通の緑茶10杯分に相当する。
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キナノキ

 キナノキ。学名Cinchona pubescens。アカネ科の常緑高木で、薬用には木の皮を使う。マラリアの薬になるキニーネ、キニジンのほか、タンニン、キナ酸などを含む。ドイツでは、食欲を増進し、胃腸の不快感を軽くする医薬品として承認されている。日本では明治時代に普及、万病に効くとして多くの薬に配合されていたが、アレルギーなどの副作用が問題になり、1971年以降は市販薬への配合が禁止されている。
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クランベリー

 学名Vaccinium macrocarponなど。クランベリーはツツジ科ツルコケモモ属の果樹。果実は直径1cmほどの大きさで、深紅色をしている。クランベリーには尿路感染症の改善効果があり、医療の現場でも利用されている。抗酸化力が強く、動脈硬化を防ぐ。クランベリーは歯周病を予防する効果や胃のピロリ菌を減らす効果も注目されている。
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グレープシード

 グレープシードとはブドウ種子のこと。有効成分ポロフェノールの一種。強力な抗酸化力を持つ。フランスでグレープシードは、脚などの血流が悪くなって静脈が浮き出る静脈瘤の治療薬になっている。

 悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの酸化を抑える作用を持つ。むくみやシミの改善、胃潰瘍の予防、便臭の抑制といった効果もある。摂取目安量は1日100~300mg。副作用や過剰症の報告はみられない。
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ビタミンU

 胃潰瘍を防ぐ効果がある成分。食品ではキャベツやアスパラガス、レタスなどに多く含まれており、胃腸薬(「キャべジン」)として商品化されている。人間が生きていくうえで欠かせない成分ではないことがわかり、現在ではビタミンの仲間に入れていない。
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フェンネル

 学名Foeniculum vulgare。フェンネルはヨーロッパ原産のセリ科多年草。和名はウイキョウ。フェンネルの実は魚料理の香辛料としてよく使われるほか、ヨーロッパではお酒の香り付けとしても好まれる。実から取った精油の主成分はアネトールで、去痰(きょたん)薬や消化薬として使われ、寄生虫のアニサキスを駆除する効果があるともされる。漢方では胃炎向けの処方に配合される。
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フコイダン

 フコイダンはコンブ、ワカメなどの海藻類に含まれる食物繊維成分のひとつ。ガゴメコンブから抽出したフコイダンは、肝細胞増殖因子(HGF)の分泌を高める作用を持っている。

 構造の違うF、G、Uの3種類があり、Fは主として肝臓に効き、Uは抗がん作用があるとされている。モズクに含まれるフコイダンは、胃のピロリ菌を減らす作用が確認されている。ワカメは生殖器にあたるメカブ部分が特にフコイダンを多く含み、コンブやモズクなどとともにフコイダンの原料に利用されている。海藻をそのまま多量にとるとヨウ素や鉄の過剰摂取が心配だが、これらを取り除いたサプリメントなら心配はない。
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プロアントシアニジン

 プロアントシアニジンはブドウの皮や種子(グレープシード)に多く含まれる渋み成分で、有効成分ポロフェノールの一種。赤ワインにも含まれる。強力な抗酸化力を持つ。フランスでグレープシードは、脚などの血流が悪くなって静脈が浮き出る静脈瘤の治療薬になっている。プロアントシアニジンは悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの酸化を抑える作用を持つ。むくみやシミの改善、胃潰瘍の予防、便臭の抑制といった効果もある。摂取目安量は1日100~300mg。
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モズク

 モズクは褐藻類に分類される海藻。沖縄などで養殖されている。表面を覆うヌルヌル成分は、フコイダンと呼ばれる硫酸化多糖類で、健康機能が高いことが知られている。血中の中性脂肪を減らすなど動脈硬化の予防につながる作用やアレルギー抑制作用、胃潰瘍の原因になるピロリ菌を減らす作用などが、ヒトで確認されたとの報告がある。
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ヨモギ

 学名Artemisia vulgaris。ヨモギは日本など東アジアに自生しているキク科の多年草。独特の香りがあり、食用にするほか、茎葉を薬用に使う。ビタミンA、Cなどのほか、精油にシオネール、アルタブシンなどのテルペン類が含まれている。胃腸の健康増進作用や止血効果があるとされ、漢方でgは産後の出血や月経過多などに使う処方に配合されている。なお、葉に生えている細かい毛だけを集めたものが「もぐさ」で、お灸に使う。
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ラクトフェリン

 ラクトフェリンは母乳や牛乳に多く含まれる鉄結合性のたんぱく質。特に出産直後の初乳に多い。人間の初乳には1mlあたりに5~10mg含まれる。細菌から鉄イオンを奪うことで抗菌作用を発揮する。腸内の悪玉菌や、胃潰瘍の原因であるピロリ菌を減らす効果もある。ガンや肝炎の発症を予防する効果の確認も進んでいる。牛乳から取り出したラクトフェリンがサプリメントに配合されている。摂取目安量は1日3~4g程度。
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緑茶

 カテキンやテアニンといった成分を含む健康飲料として人気。カテキンは緑茶の渋み成分。緑茶葉の乾燥重量の10~20%を占める。ポリフェノールの一種で、抗酸化力が強い。体脂肪を減らす作用に注目が集まっている。また、お茶をたくさん飲む地域では胃がんの発生率が低いことが知られており、カテキンのがん予防効果を検証する研究が日米で進んでいる。口臭予防や胃潰瘍なの原因となるピロリ菌を減らす作用もある。体脂肪を減らすための1日の摂取目安量は、カテキン500~600mg程度。およそ普通の緑茶10杯分に相当する。

 テアニンは、緑茶のうまみ成分であるアミノ酸の一種。自律神経系をリラックスさせる働きがある。200mgのテアニンを飲むと、リラックスの指標となる脳波のα波が引き出されることが確認されている。就寝前に飲めば寝つきがよくなり、睡眠の質(中途覚醒や起床時の疲労感の有無)も改善される。集中力アップ効果、月経周期に関連する不調や更年期障害の改善効果もある。テアニン200mgは煎茶20杯分に相当。熱湯で抽出するとカテキンが低温で抽出するとテアニンが豊富なお茶になる。
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ローズマリー

 学名Rosmarinus officinalis。地中海原産のシソ科の常緑低木。細い枝の周りに、硬い針状の葉が対生する。葉はウッディーな香りを持ち、料理の風味付けや、食用油、ビネガーの香りつけなどに幅広く使える。薬用にするのは葉で、抗アレルギー作用があるロスマリン酸、抗菌作用を持つシオネールなどが含まれている。ドイツではハーブティーを胃腸の不快感の治療薬として使うほか、抽出液を塗ってリウマチの痛み止めにする。
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