かぜ・風邪予防に有効:あるある健康大百科「サプリメント・健康食品編」

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かぜ・風邪予防に有効

カモミール

 学名Matricarina recutia。カモミールは医療用ハーブとして古くから利用されているヨーロッパ原産のキク科植物で、ドイツでは医薬品扱い。カモミールの語源はギリシャ語で「地上のりんご」。カモミールはフランス語読みで、オランダ語のカミツレとも呼ばれる。花が開ききる前に摘んで乾燥させたドライハーブをハーブティーとして楽しむほか、精油も商品化されている。

 カモミールには興奮を鎮める鎮痛作用、眠りを促す催眠作用というリラックス効果があり、腹痛を和らげて下痢や便秘を改善する。粘膜や皮膚の炎症を鎮めて痛みを和らげる消炎鎮痛作用もあり、カゼの初期ののどや鼻の痛みに効く。乾燥肌やかゆみ、口臭の予防にもいい。
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フェンネル

 学名Foeniculum vulgare。フェンネルはヨーロッパ原産のセリ科多年草。和名はウイキョウ。フェンネルの実は魚料理の香辛料としてよく使われるほか、ヨーロッパではお酒の香り付けとしても好まれる。実から取った精油の主成分はアネトールで、去痰(きょたん)薬や消化薬として使われ、寄生虫のアニサキスを駆除する効果があるともされる。漢方では胃炎向けの処方に配合される。
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亜鉛

 亜鉛は遺伝子が働くために欠かせないミネラル。たんぱく質やホルモンの合成など、多くの新陳代謝にかかわっている。亜鉛が不足すると、味覚障害や免疫力の低下、ホルモン生成の低下、皮膚炎、うつ病などの精神障害が起きる。食品では、牡蠣(かき)に飛び抜けて多く、煮干し、ゴマ、ココア、小麦胚芽、レバーなどに多い。

 1日当たりの摂取目安量に亜鉛が3~15mg含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められている。成人(18歳以上)1人当たりの食事摂取基準(2005年版)の1日推奨量は、男性18~69歳が9mg、70歳以上は8mg。女性は7mg。妊婦と授乳婦は3mgの付加が必要。上限量は男女ともに30mg。
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アストラガラス

 アストラガルスは中国原産のマメ科植物。和名はオウギ。薬用に使われるのは根の部分。フラボノイドやサポニン、ギャバ(γアミノ酪酸)などを含み、免疫機能を高めるとする研究報告があり、カゼの季節にエキナシアと併用するといいとされる。漢方では強壮、強心、止汗、利尿などに用いられる。アストラガラスともいう。
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アニス

 アニスは西アジアから地中海地方原産のセリ科植物。種子を料理のスパイスとして用いるほか、薬用にもする。種子を砕いて煮出したハーブティーには、せきや消化不良を和らげる効果があるとされ、ドイツでは医薬品として認められている。精油には虫が嫌う香りの成分が含まれており、頭皮にスプレーしてシラミを駆除する薬としても使われる。
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エキナシア

 エキナシアは北米原産のキク科の多年草。免疫力を高める働きがあり、米国の先住民が万能薬として使ってきた。カゼの引き始めに、1日にエキス量で400~2000mgを3~5回に分けて飲むといい。ドイツでは、カゼの諸症状を緩和する医薬品として用いられている。膠原病(こうげんびょう)の人は服用しないほうがいい。エキナセア、エキナケアともいう。
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エフェドラ

 エフェドラ。中国名は麻黄(まおう)。中国からモンゴルにかけて自生するマオウ科の植物の茎を乾燥させたもの。サプリメントは化学的に合成したものが使われてきた。かつて米国で、減量、筋肉増強、エネルギーアップ、気持ちをハイにするなどの効用を持つハーブ・サプリメントとして人気を博したが、服用後の死亡事故などが続発したため、2004年4月、FDA(米食品医薬品局)は全米でサプリメントとしての販売を禁止している。なお麻黄は、鎮咳(ちんがい)、解熱、発刊作用を持つ生薬として漢方薬に配合されている。用法用量を守れば問題はない。
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エルダーフラワー

 エルダーフラワー。和名はセイヨウニワトコ。ヨーロッパ原産で、森や荒地に生育する。花の部分を使ったハーブティーや、カプセルタイプのサプリメントなどがある。エルダーフラワーはカゼやインフルエンザ、花粉症などのアレルギー症状の緩和に役立つとされる。
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オレガノ

 オレガノはヨーロッパ原産のシソ科の多年草。和名はハナハッカ(花薄荷)。抗菌作用が高く、カゼに伴うのどの痛みを和らげる。食欲増進、消化促進効果もある。
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サルビア

 サルビア。セージの別名。シソ科の多年草。強い殺菌力を持ち、発熱やのどの痛み、痰がからむといったカゼの諸症状を抑える作用を持つ。ハーブティーのほか、乾燥粉末のサプリメント、花や茎葉から抽出した精油などがある。女性ホルモン様作用も持ち、月経不順や更年期障害にも効果があるとされる。香りと苦味には、食欲を出し、消化酵素を活発にする作用がある。消化不良、下痢、おなかの張り、吐き気など、胃腸の調子が悪いときの利用にも向く。
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スリッパリーエルム

 ニレの木の一種。米国の先住民が利用してきたハーブ。カゼでのどが腫れてしまったとき、少しずつなめたり、少量の水に溶かして飲むといい。ほのかに甘くて苦味や刺激はない。のど飴タイプもある。
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セージ

 和名はサルビア。シソ科の多年草。強い殺菌力を持ち、発熱やのどの痛み、痰がからむといったカゼの諸症状を抑える作用を持つ。ハーブティーのほか、乾燥粉末のサプリメント、花や茎葉から抽出した精油などがある。女性ホルモン様作用も持ち、月経不順や更年期障害にも効果があるとされる。香りと苦味には、食欲を出し、消化酵素を活発にする作用がある。消化不良、下痢、おなかの張り、吐き気など、胃腸の調子が悪いときの利用にも向く。
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穿心蓮(せんしんれん)

 穿心蓮はインドの伝統医学、アーユルベーダで処方されるハーブ。ヨーロッパではスウェーデン製のハーブ薬、カンジャンと呼ばれる。のどの痛みや鼻水といった、カゼの引き始めに効く。毎日200mgを飲み続けると、カゼの感染率が半減するという報告もある。食中毒菌が原因の下痢にも効果があるとされる。
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ティートリー

 ティーツリーのこと。オーストラリア原産のフトモモ科の亜高木。葉から抽出した精油がアロマセラピーに用いられる。殺菌力が強く、カゼでのどが痛いとき、コップ1杯の水かぬるま湯に精油を1~2滴垂らしてうがいをすると、痛みが軽減する。水虫には、希釈オイルで10%濃度に薄めたものを塗ると治りが早い。抗炎症作用、免疫機能を高める働きもあることから、花粉症の症状緩和にも効果がある。
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板藍根(ばんらんこん)

 板藍根はアブラナ科の植物、うすらん、ホソバタイセイの根。中国の家庭では、板藍根のエキスを顆粒状にしたお茶を、カゼなどの感染症の予防に飲む。香ばしい味なので、のどが痛いとき、なめるように飲むといい。SARS(重症急性呼吸器症候群)に効くと、話題になった。
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ビタミンC

 ビタミンCはレモンやピーマンなど、多くの野菜や果物に含まれる水溶性のビタミン。アスコルビン酸ともいう。数多くの機能を担っている。

 代表的なものは、1.活性酸素を消去して体の参加を防ぐ、2.皮膚や骨を丈夫にするたんぱく質「コラーゲン」の合成を助ける、3.ストレスに適応するためのホルモン合成を助ける、など。鉄の吸収やビタミンEのリサイクル(酸化されて効力を失ったビタミンEをもとの形に戻す)を助ける働きもあるので、サプリメントで鉄やビタミンEをとるときには一緒にとったほうがいい。不足すると、疲れやすい、カゼを引きやすい、傷の治りが遅い、歯茎から血がでるなど、様々な不調が出やすくなる。

 たぼこを吸うと、活性酸素が体内にたくさんできるため、ビタミンCが不足しやすい。1日当たりの摂取目安量にビタミンCが35~1000mg含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められている。成人(18歳以上)1人あたりの食事摂取基準(2005年版)の1日推奨量は、男女ともに100mg。妊婦は10mg、授乳婦は50mgの付加が必要。上限量は特に定められていない。
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プロポリス

 プロポリスはハチが菌やウィルスから巣を守るために、周囲の草木などから樹液を集め、巣の入り口やすき間を埋めるように口で塗り固めたもの。プロポリスは天然の抗菌物質・抗生物質と呼ばれるとおり、抗菌、抗ウィルス、抗潰瘍、抗炎症、抗アレルギー、免疫力向上、抗酸化、抗がんなど、実に幅広い効果が知られる。

 カゼ、口内炎、水虫、歯の痛みなどに効く。プロポリスの原料はブラジルや中国、北米、オーストリアなどで取れるが、抗がん作用などの薬効はブラジルの一部地域のものが特に強いといわれている。アルコール抽出タイプが主流なので、アルコールの苦手な人や肝臓に不安のある人が注意したい。アルコールを含まない、他の製法の商品も多数ある。アレルゲンを含むと湿疹の原因になることがあるので、アレルゲンを排除した商品もある。もし湿疹などが起きたら、利用を中止する。独特のにおいと味があるが、慣れてくるとそれほど気にならなくなる。

 コップなどに入れて水で薄めて飲むが、ヤニがコップに付着するので、その場合はアルコールでふくと取れる。プロポリスは比較的高価なので、購入するときは信頼できる医師や薬剤師などの専門家に相談するといい。
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マスティックガム

 マスティックガムはギリシャに自生しているマスティックの木(和名コショウボク)の樹液を加工したもの。抗菌作用や抗炎症作用があるとされ、ギリシャでは古くから口臭予防などに使われてきた。1998年に、マスティックガムが胃がんの原因になるピロリ菌を抑制すると発表され、日本でも一躍ブームになった。その後、カゼの予防や歯垢の付着予防などに効くとする研究結果が発表されたが、ピロリ菌の抑制効果に関しては、否定する研究結果が複数報告されている。
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ユーカリ

 ユーカリはフトモモ科の常緑高木。コアラの食べ物としてよく知られ、パルプの原料として大量に植林されている。葉は茶として飲まれる。カリウムなどのミネラルが多く、抗酸化力が強いタンニンのエラグ酸などを含み、利尿やむくみの解消、便秘の改善などの作用が知られる。葉の精油成分はシネオールが主成分で、清涼感のあるシャープな香りがあり、抗菌作用が強い。鼻づまり解消や気管の炎症沈静などアロマセラピーで広く利用される。ドイツでは葉と精油が医薬品扱い。
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リンデン

 リンデンはヨーロッパ原産のシナノキ科の落葉高木。シューベルトの歌曲「菩提樹」に歌われているのはこのリンデンの木のことだが、日本で一般にいう菩提樹とは別の木。花や葉を薬用にし、リンデンの花についてはドイツで医薬品として認められている。花を煎じたハーブティーに発汗作用があり、カゼのときに飲むとよい。リンデンは安全性が高いことも確かめられていて、子供や妊婦が飲んでも大丈夫とされている。
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