肝臓病の予防と改善:あるある健康大百科「生活習慣病編」

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肝臓病の予防と改善

肝臓について

 肝臓は体の中で一番大きな臓器で、私たちが食べたものや飲んだものはすべて、いったんこの肝臓に集められます。肝臓はその栄養分を体が必要な形に組み立て、脂肪の消化に欠かせない胆汁を合成し、アルコールや毒素などの異物は分解して体外に出す、という三つの重要な役割を担っています。

 いわば体の中の化学・生産工場のようなものです。この働きなくして私たち人間は生命を維持することができません。
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肝臓病について

 一言で肝臓病といっても、その種類はたくさんあります。それを原因で分類すると、「ウイルス性」「薬剤性」「アルコール性」「自己免疫性」「先天性」などに分けられる。また、肝臓の状態、つまり病名で分類すると、「肝炎」「肝硬変」「脂肪肝」などが主なものです。

 その中で生活習慣病の一つとされるのは、アルコール性の肝障害である、脂肪肝、肝硬変、肝炎、肝臓がんなどです。
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脂肪肝とは

 脂肪肝とは、肝臓に脂質(中性脂肪)が蓄積した状態をいいます。ほとんどが無症状で、健康診断や献血の際に肝機能障害が指摘され、精密検査をして脂肪肝が判明する場合がほとんどです。脂肪肝の人はそのほとんどが肥満者ですから、減食療法で体重を減らすと、確実に改善されます。

 肝機能検査では、過栄養性脂肪肝ではGPTが高くなり、アルコール性脂肪肝ではGOTが高くなりがちです。そのほか、コレステロールや中性脂肪も高値を示します。
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脂肪肝の治療

 治療の基本は食事療法と運動療法です。食事療法としては体重1kgあたり25kcal(体重60kgの人で1日1500kcal)とし、運動療法を合わせて行うと効果的です。

 脂肪肝を早く治すためには、毎日の生活で次のようなことを守ってください。
 ①酒を飲まない。
 ②食事は低エネルギーにして、白身魚、貝類、大豆など、良質のタンパク質を多めに摂取するように心がける。
 ③積極的に運動をし、エネルギーを消費するようにする。
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肝硬変とは

 肝硬変とは、肝臓に起こった炎症の結果、障害された肝臓に線維化が起こり、肝臓がかたくなった状態で、慢性肝疾患が最後に行き着くところです。しかし、重症でなければ普通に生活できますし、病気の進行を抑えることもかなりできます。

 初期の肝硬変に特徴的な自覚症状はありませんが、進行して肝臓が十分な働きをすることができなくなると、腹水(お腹に水がたまってカエル腹のようになる)、下肢のむくみ、黄疸、意識障害などの症状があらわれてきます。
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肝硬変の治療

 【食事療法

 高タンパク低カロリー食が基本です。一般的には体重1kgあたりエネルギーは30~35kcal、タンパク質は1.3gの食事で、したがって体重60kcalの人では総エネルギーは1800~2100kcal、タンパク質は約70gとなります。しかし、意識障害がみられる場合には逆にタンパク質の制限が必要です。

 【運動療法

 今まで肝硬変では、過度の安静をしいられることが多かったのですが、最近では腹水や意識障害がない場合、ある程度の運動も必要であるというように変わってきました。ウオーキングなどの運動がおすすめです。
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肝臓病に有効なサプリメント

 肝臓を守る代表的なサプリメントはウコン、マリアアザミです。肝臓の働きを保護し、病気を予防してくれるのはウコン、すでに肝臓に障害がある人はマリアアザミという使い分けが可能です。また、治療薬から肝臓を守るためにもマリアアザミは有効です。

 それ以外には、アミノ酸、肝油エキス、田七人参、プロポリス、卵黄コリン、レシチンなど。特にアルコールを飲むときはウコン、脂肪肝には卵黄コリンがおすすめです。藻の一種であるクロレラとスピルリナはタンパク質の宝庫です。
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