がんの種類と予防と改善:あるある健康大百科「生活習慣病編」

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がんの種類と予防と改善

肺がんについて

 胃がんや子宮がんが減少しているのに対し、近年、急激に増加しているのが肺がんです。特に75歳以上で増加率が著しくなっています。2000年以降、肺がんの死亡数は胃がんを抜いて第1位になっており、死亡総数は5万6千人を超えています。近年の急激な肺がんの増加の背景として考えられているのは、環境の汚染と喫煙です。

 肺がんの早期発見はなかなか困難なので、定期的な検診を受けると同時に、せきやタンが続く場合は早く精密検査を受けることが必要です。
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肺がんの予防

 肺がん原因のトップに挙げられるのが、喫煙の習慣です。長年の喫煙習慣は、肺がんのリスクを増大させるのは明らかなので、禁煙しましょう。また、家族にがんになった人がいる場合は、がんになりやすい体質を持っていることがあります。そういう体質の人は特に注意が必要です。

 予防は、基本的には一般のがんの予防に準じます。また、葉酸、ビタミンB12が不足すると発症しやすくなるので、これらの栄養素を積極的に摂りましょう。
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胃がんについて

 日本人の胃がんは、集団検診による早期発見率の向上、治療法の進歩、塩分摂取量の減少などによってじょじょに減り、2000年以降、肺がんにトップの座をゆずって、がんによる死亡率の第2位になりました。それでも、胃がんによる死亡数は年間4~5万人で、全がん死の1/4近くを占めており、男女ともに最も警戒すべきがんの一つです。

 予防・治療のために、大切なのは早期発見です。初期にさえ発見できれば、胃がんは100%近く治癒するようになりました。
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胃がんの原因

 胃がんの原因については、喫煙、米飯の多量摂取、塩辛い食品の摂取、熱すぎる飲食物の摂取、不規則な食生活などが危険因子と考えられています。逆に胃がんにかかりにくい因子としては、緑黄色野菜の摂取、牛乳の摂取などがあげられています。

 さらには、手術で胃の一部を切除した人も、15~20年後に胃がんが発生しやすいことがわかっています。
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胃がんの予防

 胃がんの予防は、基本的にはがん全般の予防法に準じます。特に、食塩の摂りすぎに注意しましょう。1日の摂取量を10G以下におさえるようにします。予防に効果がある食品に、緑黄色野菜があります。

 緑黄色野菜には、ビタミンCやEも多く含まれています。これらビタミンが、胃がんの発生をおさえます。
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大腸がんについて

 従来は、大腸がんは日本人には比較的少ないがんとされてきましたが、近年、食生活の欧米化とともに年々増加し、患者数、死亡率ともに胃がんに迫っています。特に女性では、2003年に初めて、胃がんにかわって第1位となりました。病気の経過は比較的ゆるやかで、がんそのものの摘出手術の可能なことが多いのですが、肝臓に転移を起こしやすく、そのために手遅れになることがあります。

 早期に手術すれば、治癒率は90%以上です。40歳を超えたら、たとえ症状がなくても、積極的に定期検診を受けるようにしましょう。
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大腸がんの原因

 大腸がんの増加は、食生活の変化と関係が深いとみられ、食物繊維の摂取が減少したこと、動物性脂肪など濃厚な食事が増加したことが理由の一つと考えられています。高脂肪食、低繊維食が大腸がんのリスクを高めることは、すでに多くの動物実験によっても明らかです。
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大腸がんの予防

 大腸がんの予防で基本的なことは、がん全般の予防法と同じです。その中でも、特に脂肪の摂取を少なくし、食物繊維の多い食事を心がけることが重要です。さらには、適切な運動も大腸がんの予防に効果があることがわかっています。といって激しい運動は必要ありません。毎日歩く程度で十分です。

 また、便秘と大腸がんの直接的な関係は明らかになっていませんが、便秘を改善すると大腸がんの発生を抑えられると考えられています。
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乳がんについて

 乳がんは、欧米の女性では、罹患、死亡率ともに最も多いがんです。日本でも近年、急速に増加しており、罹患、死亡率とも子宮がんを追い抜きました。原因としては、食生活や社会環境の欧米化が考えられます。また、タバコやアルコール、ピルなどのホルモン剤、放射線の被曝なども関与しているでしょう。

 乳がんが最も多いのは比較的若い、40代後半であることも特徴です。次いで50代前半、50代後半の順で、25歳以下はきわめてまれです。
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乳がんになりやすい人

 ・40歳以上の女性
 ・30歳以上の独身女性
 ・初産年齢が30歳以上の人
 ・初潮が早く、閉経が遅い人
 ・出産回数が少なく、授乳をしない人
 ・職業をもつ女性
 ・高脂肪・高ガンパク質の肉をよく摂取する人
 ・肥満女性
 ・乳がんの家族歴がある人
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乳がんの自己検診法

 乳がんは、早期であれば、ほぼ100%近く治癒します。乳がんの自己検診法には視診と触診の二つの方法があります。

 視診は、鏡の前に立ち、療法の乳房をよく見て、大きさ、形が同じかを比べます。次に、両腕を上げて、乳房のひきつれやくぼみ、乳房の陥没などの有無を調べます。

 触診は、まず、手のひらで乳房の外側から内側へ円を描くように触れてみて、しこりがないかどうかを、また、乳首をつまんで異常が分泌物がないかを調べます。次に、腕を伸ばして脇の下を触れ、リンパ線の腫れがないかどうかを調べます。
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