腎臓病の予防と改善:あるある健康大百科「生活習慣病編」

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腎臓病の予防と改善

腎臓について

 腎臓は、そら豆の形をした臓器で、脊柱の両側の位置に左右1個ずつあります。大きさはちょうど手のひらにのるぐらいの小さい臓器ですが、1分間あたり1000~1200mlもの大量の血液が心臓から送り込まれ、日々絶え間なく、大量の尿を生産しています。

 血液をろ過し、有害物質や老廃物など不要なものは尿中に捨て、必要な分は再吸収するという、いわば浄化装置的な役割を果たしています。
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腎臓病について

 腎臓病と一口にいっても、原因や症状が違い、さまざまな病態がありますが、最も多いのは慢性腎炎です。腎臓に病変が生じるとその排泄機構が働かなくなり、排泄しきれない老廃物が体内にたまってきます。その結果さまざまな症状が生じます。

 腎臓病は痛みや排尿異常といった自覚症状はなく、タンパク尿、血尿、高血圧やむくみなど、検査しなければわかりにくい症状としてあらわれます。腎臓病治療の基本的方法は低タンパク、高カロリーの食事療法です。
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腎臓病の食事療法

 腎臓病の食事療法の重要ポイントは、低タンパク、つまりタンパク質の制限です。そして低タンパク食の効果を上げるためには、エネルギーを十分にとることも欠かせない条件です。

 【タンパク質の摂り方

 腎機能が低下した場合、体内にたまってくる老廃物の主役がタンパク質の代謝産物であるため、必要最小限のタンパク質を摂取することが大切です。逆にタンパク質は不足しても老廃物は増えるので、その人の腎機能の状態に見合うだけの適量を過不足なく守るようにします。

 【エネルギーの摂り方

 腎機能が低下しても、エネルギーを制限する必要はなく、むしろ不足しないように十分にとらなくてはなりません。ただ摂りすぎても、肥満を招く恐れがあるので注意しましょう。一般的には標準体重1kgあたりの1日の摂取エネルギー量を30~40kcalですが、症状に応じて医師と相談しましょう。

 【塩分の摂り方

 ナトリウムの最も大きな排泄口は腎臓ですから、腎機能が低下すれば塩分の制限が必要です。症状によって指示量は異なりますが、一般的には自宅療養中なら1日5~8gが適量でしょう。この分量は健康時の1/3ぐらいです。

 【水分の摂り方

 水分制限は、よほど症状が激しくて入院治療をしているときは必要ですが、通常の場合は必要ありません。むしろ腎臓病にとって危険なのは水分不足による脱水症状や脱塩症状です。

 【カリウムの摂り方

 血中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症は、命取りになりかねない危険な症状です。高カリウム血症にならないためには、カリウムの摂取制限とともに、エネルギーやタンパク質の不足に気をつけて下さい。

 【リンの摂り方

 血中のリンの濃度が上がると低カルシウム血症を招き、その結果骨粗しょう症や骨軟化症を招きやすくなります。特に人工透析期は、摂りすぎに注意が必要です。
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腎臓病の外食メニューの選び方

 【麺類・ごはん類

 汁仕立ての麺類は汁に相当量の塩分が入っているので、汁は残すようにしましょう。できれば焼きそばやスパゲティを選びましょう。どんぶり物は味付けが濃いので、塩分が多くなりがちです。カツ丼、親子丼、うな重はタンパク質が多いので要注意。エネルギーが高いわりにタンパク質が少ないのはチャーハンやピラフ、中華丼など。すしも高タンパク、低エネルギーで腎臓病には向きません。

 【洋食・和食メニュー

 比較的、低タンパク、高エネルギーなのが、エビやカキ、ホタテなどのフライなど。ソースをかけると塩分が増えるので、タルタルソースかレモン汁で食べます。和食でおすすめは天ぷら定食。ただし、天つゆのつけすぎに注意すること。漬物や汁物も塩分が多いので残しましょう。

 【パンメニュー

 野菜も入ったミックスサンドなら、比較的低タンパク、高エネルギーです。ツナサンドやハムサンドは塩分が高いので控えめに。
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腎臓病予防に効果のあるサプリメント

 腎臓病を予防するための基本は、普段の生活や食事です。具体的には風邪をひかないようにすること、炎天下を歩いたり、激しい運動をした後は十分に水分補給して脱水症状を防ぐこと、塩分摂取を控えること、などです。

 予防のためのサプリメントはアガリクスのような免疫力を上げるものや、ビタミンCのように抗酸化作用のあるものを選ぶといいでしょう。
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