男性の生殖器について:あるある健康大百科「男性の健康編」

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男性の生殖器について

精巣(睾丸)

 精巣は男性ホルモンを分泌する作用と精子をつくる機能とをもっており、男性生殖器の中心となる部分である。

 精巣は陰嚢(いんのう)というしわしわの袋に入って、陰茎の後ろにぶら下がっている。これは、精子を作るときに体温よりも低い温度調整が望ましいためで、しわしわの陰嚢はいわばラジエーターとして空冷装置の役目を果たし、精巣の温度調整の役立っているのである。陰嚢は2つの部分に分かれ、それぞれ精巣が1つ入っている。

 精巣の内部は精細管と間質とに分かれる。精細管は精子をつくるところで、ここには精子のもとである精粗細胞から精子にいたるまで、さまざまな成熟過程にある細胞(精細胞)がある。精粗細胞から精子への成熟には約70日を要する。

 精細胞に栄養を補給し精子を作るためには、高濃度のテストステロン(男性ホルモンの1つ)が必要である。精細胞を維持するために働いているのがセルトリ細胞で、これは脳の下垂体から分泌されるホルモンによってコントロールされている。間質にはライディッヒ細胞があり、これもやはり下垂体からの別のホルモンの指示を受けて、テストステロンを作り出している。
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精巣上体(副睾丸)

 精巣上体(副睾丸)は2つの精巣にそれぞれ並ぶように存在している。何本もの細い管が精巣から精巣上体に集まっていて、成熟したばかりの若い精子は精巣上体に運ばれ、精巣上体を通過していく間に運動能力を身に付け、卵子と受精する力をつけていく。
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前立腺

 できあがった精子は、精巣上体から精管を通って前立腺に運ばれる。前立腺は精管と尿道がつながる部分を取り囲んでいる腺で、精液の一部を分泌している。ここで精子は精液と混じり、射精によって対外に運び出される。
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精嚢

 精嚢では精液の一部が作られる。1回の射精によって排出される精液は2~5mlだが、その約60%が精嚢から、約30%が前立腺から分泌されるといわれている。
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陰茎

 陰茎は性交のときに女性の膣に挿入される部分で、周囲は包皮とよばれる軟らかい皮膚で覆われている。陰茎のなかには左右2本の円筒状の組織(陰茎海綿体)と、尿道を取り囲む1本の円筒状の組織(尿道海綿体)がある。大部分はスポンジのような組織(海面組織)でできており、その周囲を白膜とよばれる硬い線維性の組織が囲んでいる。

 尿道は膀胱から陰茎に入り、陰茎の先端まで通じている。膀胱から尿を運ぶ管は同時に精液が前立腺から陰茎へと通過する道でもある。
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