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血管系が原因によるEDの検査
血管系検査
勃起やその消失、あるいは機能異常には、血液の流れが深くかかわっている。そこで、EDの原因や手術の適応などを調べるためにも、血管系の検査はきわめて重要である。
PG(プロスタグランジン)E1テスト
血管作動薬の1つであるプロスタグランジンE1を陰茎海綿体に注射し、勃起が生じるかどうかを調べる。このテストによって十分な勃起が確認できれば、勃起にかかわる血管系の障害はない、と診断することができる。
このテストでは、ストレスがかかると勃起が抑制されることがある。そこで、個室でストレスが少ない状態で、アダルトビデオや手指による刺激を併用するのが望ましいとされている。
カラードプラ検査
PGE1テストと同じく、プロスタグランジンE1を注射して勃起の状態を調べる検査だが、注射後の血流の変化の様子をドプラ法とよばれる超音波診断法の一種によって観察するものである。
一般にはプローブ(探知機)を陰茎の根本にあてる方法が用いられることが多く、ここでは内陰部動脈から上がってくる陰茎背動脈や海綿体動脈を観察することができる。診断は、この方法で得られるカラー断層像によって行われる。
海綿体内圧測定および造影(DICC)1
陰茎から血液が流れ出す、流出系の評価をするための検査。
勃起が生じるときには、陰茎に流れ込む血液量が増えると共に、流れ出る血液量が減る。陰茎から流れ出す静脈血を調節するこの機能は海綿体静脈閉鎖機能とよばれ、これが障害されたことによって起こるEDを海綿体性ED(従来は静脈性EDとよばれていた)とよぶ。
海綿体内圧測定および造影(DICC)2
海綿体性EDの治療には、流出路の抵抗をあげる目的で静脈手術が行われる。DICC検査は流出抵抗を評価するもので、静脈手術に適応かどうかの診断のために行われる。
実際には、「キャブロポンプ」という海綿体濯流用ポンプと、海綿体内圧測定・記録装置が一体となった機会、および血圧計、X線投資装置などを用いる.キャブロポンプは、陰茎海綿体の内圧を一定に保てるよう、自動的に生理的食塩水の注入速度を調節することができる。
血管造影検査
陰茎へ血液が流れ込む、流入系の評価を行うための検査。
血管造影はふつう、動脈性EDのうち血行再建手術の適応のあるケースに対して行う。腹部大動脈下部から陰茎内の動脈を造影して、動脈の狭窄や閉鎖の程度、ほかの血管との交通状態を調べる。
具体的には、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入してプロスタグランジンE1を陰茎海綿体に注射し、陰茎が太くなったところで造影剤を注入して撮影する。
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