性反応の4つの段階:あるある健康大百科「男性の健康編」

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性反応の4つの段階

性反応の4つの段階

 性反応とは性的な刺激に対する一連の生物学的な反応のことである。ヒトの場合、これは生理学的・心理学的に相手に受け入れる行動と考えられている。性反応は基本的には男性も女性も同じだが、現れ方には男女の違いがある。性的刺激を受けて起こる身体的変化を科学的に観察・記録して分析したマスターズとジョンソンは、それを4つの段階に分けた。
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興奮期

 身体的、または視覚・聴覚的、心理的な性的刺激を受けて、性的興奮が起こり、性器に充血を起こす時期。性的刺激を受けると、普通数秒~10秒で陰茎の海綿組織に血液が流れ込んで陰茎が膨張し、硬くなる。これが勃起現象である。同時に、陰嚢の内部にある組織も大きくなり、精巣が持ち上がる状態が見られる。全身反応としては、約30%の男性に乳頭の勃起が生じる。
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上昇期

 性的な刺激が持続して性的興奮が強化され、陰茎が勃起しつづける時期。陰茎海綿体の血液の量が増加し、その内圧も上がって、陰茎は大きく、硬くなる。精巣も充血してきて、ふだんの大きさの約5割増しの大きさとなる。カウパー腺から分泌された粘液(カウパー液)が外尿道口から分泌される。 全身反応としては、呼吸数の増加、心拍数の増加、骨格筋の緊張などが起こり、一部の男性には、皮膚の紅潮、手足のけいれんなども見られる。
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オルガズム期

 性的な興奮が絶頂に達する時期。不随意的な筋緊張が起こり、快感を伴う。絶頂に達すると男性では射精が起こり、それにともなって極致感が生まれる。精巣状態、精管、精嚢、射精管、前立腺などが収縮して精液が排出され、球海綿体筋や会陰筋のリズミカルな収縮によって、精液は外尿道口から出てくる。全身反応としては、呼吸数や心拍数の増加のほかに、骨格筋の不随意的なけいれん性収縮が、規則的に起こる。
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消退期

 陰茎が収縮する時期。その後の性的刺激にも反応しなくなる。オルガズムの極致感後、性的刺激から起こった充血や筋緊張が消えて、普段の状態に戻っていく。前立腺や精嚢など骨盤内の臓器の充血も急激に消えてゆき、陰茎の勃起もおさまる。

 全身反応として、発汗が30~40%の男性に見られ、呼吸数や心拍数はしだいに普段の状態へと戻っていく。
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