肩こりとは:あるある健康大百科「肩こり編」

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肩こりとは

肩こりとは

 緊張した場面から開放されたとき、「肩がこった」ということがあります。一般に「肩こり」と呼ばれる症状は、実際には首の周辺から上背部・肩にかけての筋肉が疲労したり緊張して生じるものです。

 筋肉が緊張すると、筋肉内の血管が圧迫されて血行が悪くなり、そのためにさらに緊張を強めるという悪循環が形勢されます。この悪循環が慢性的な肩こりをもたらすのです。
 筋肉を緊張、疲労させる原因としては、身体的疲労のほかに、整形外科的な頚椎の異常、歯や視力の異常などがあります。ところが、このような問題が比較的少ないと思われる小学生もが肩こりを訴えており、自覚症状の有無に関わらず、現代人の多くが肩こりに悩んでいるといえます。

 肩こりは、通常、筋肉をほぐしたり、姿勢に気をつけるというようなことで症状を抑えることができます。しかし、その一方で、頚椎の異常や神経の病気の初期症状としての肩こりもあります。そのため、たんに肩こりだからといって放置することは危険です。まずは整形外科医に相談し、重大な問題のないことを確認することが大切です。
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頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)

 脊柱の始まりである頚椎は7個の椎骨からできています。骨の配列は、正面からみるとまっすぐですが、横からみると少し前方に凸のカーブを描いています。

 脊柱の働きは、からだを支えることと、脊柱管内にある脊髄を保護することです。とくに頚椎は頭部を支え、また左右の肩甲骨と上肢を吊り下げています。さらに頚椎は大きな可動性があり、これらのことにより頚椎には絶えずストレスが加わっています。その結果、頚椎部を構成する椎骨や椎間板、周囲の筋肉が痛むことになります。特に女性は男性より筋肉の発達が悪いため、頚椎がうける負担が多くなります。

 では、どのような仕組みで頚の痛みや肩こりを感じるのでしょうか。

 脊柱管内にある脊髄の前方と後方からは、一対の神経が出ています。前方から出る神経は前根とよばれ、脳からの指令を伝える運動神経です。それに対し、後方から出る神経は後根と呼ばれ、からだのすみずみまで感じる情報を脳に伝える感覚神経です。前根と後根は合わさって、脊髄神経となります。
 脊髄神経は再び前方と後方に分かれ、それぞれ、前肢、後肢となります。これらの神経は運動神経感覚神経の両方をあわせもちます。前肢からは、洞脊椎神経がが枝分かれし、椎間板や後縦靭帯に行って、その領域の痛みを伝えます。
 後肢は内側肢と外側肢に分かれ、それぞれの領域の痛みを伝えます。このようにして、肩こりや頸部の痛みを感じるのです。
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