冷えを改善・予防するライフスタイル:あるある健康大百科「女性の健康編」

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冷えを改善・予防するライフスタイル

冷え性を予防・改善する「養生」

 多くの女性を悩ませている冷え性は、これまで体質的なものとされてきましたが、日常の生活の乱れが引き金となる「生活習慣病」の一つとも考えることができるでしょう。つまり、普段の生活を見直し、冷えの原因となる習慣をやめることで、予防や症状の改善ができるということ。実は、漢方医学では、投薬や鍼などの積極的な治療以上に、日頃の生活のなかで体の不調を未然に防ぐための、いわゆる「養生」に重きが置かれているのです。

 私たちの身の回りには、寒さや暑さへの耐性を低下させる人工的な空調や、季節を問わず、体を冷やす食べ物や清涼飲料水を摂取する食習慣、エネルギー不足におちいる過激なダイエットなど、冷え性の原因がたくさんあります。これらを改めて、健康な体のバランスを保てるよう、日頃から「養生」しましょう。

 ■冷暖房に頼り過ぎない
 冷暖房に頼りすぎると体の調節機能が低下し、冷え性だけでなく、風邪を引きやすくなったり、ほかの病気も招くことも。暑いときはたくさん汗をかき、寒いときは衣服で調節するのが基本です。

 ■食事は適量を守る
 ダイエットで少量しか食べないのも、反対に過食をするのも体に負担をかけます。腹八分目を心がけ、いろいろな食材を上手に利用して、栄養のバランスをとりましょう。

 ■十分に休息をとる
体を休めなければ、次の活動のためのエネルギーが作られません。必要な睡眠時間には個人差がありますが、翌朝、すっきりと目を覚ませるくらいの睡眠時間を確保しましょう。
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冷え性対策のためのファッション・夏

 どこに行ってもクーラーが効いている昨今。今や、冷え性は冬よりも夏に深刻な症状があらわれるともいわれています。特に、問題なのがオフィスの室温。冷房の温度が、真夏でもスーツを着てすごす男性に合わせて設定されているため、薄着でいることが多い女性には、低すぎるのです。一方、キンキンに冷えた室内から一歩外に出ると、蒸し暑く、室内の温度と外気温の差が15℃以上に達することも。このような急激な温度差は、血流の調節を行う自律神経に負担をかけ、冷えを増大させる原因に。オフィスでは1枚上着を羽織ったり、ひざかけをかけたりして、冷えから体を守りましょう。いつもスカーフを1枚バッグに入れておき、冷えやすい首周りを温めるのも効果的です。

 冷えを解消するには、血行を促進させることが大切。特に、血流がとどこおりやすい下半身は、ゆったりした服装を心がけて。薄着になる夏は、シェイプアップ効果のあるガードルを着用したくなりますが、避けたほうが無難です。また、ハイヒールも足を締め付けるので、どうしてもという場合は、オフィスではゆったりした靴に履き替えましょう。  冷えから体を守る夏の服装  ■上半身
 外出時には、1枚上着を持っていきましょう。上着は裏地のついていているもののほうがベターです。

 ■下半身
 冷房対策には、スカートより、パンツがおすすめ。きつめのサイズのものは、下半身の血行が悪くなるのでやめましょう。

 ■首
 スカーフを1枚常備しておくと、屋外と室内の温度差に対応できて便利です。

 ■下着
 夏の下着は、吸湿性のよい綿のほか、余分な汗をすばやく吸収・蒸発させる新素材を使ったものもおすすめ。

 ■足元
 素足にサンダルはNG。室内では靴下をはき、ローファーなどの幅にゆとりのある靴を。特に、指先が分かれた5本指の靴下は汗を吸収するので、冷え性防止に役立ちます。

 ■タオル・ハンカチ
 汗をかきっぱなしで冷房にあたると、体から熱が大量に奪われてしまいます。吸湿性のよいタオルやハンカチでこまめにふきましょう。
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冷え症対策のためのファッション・冬

 コートにマフラー、手袋で完璧に寒さ対策をして行ったのに、デパートに入ってみると、暖房で汗ばむ暑さ。店員さんだけが薄着という光景におぼえはありませんか?室内の温度が高く、屋外が冷えているのが冬の特徴。温かい空気は、上のほうに集まるので、上半身は脱ぎ着しやすい服装を心がけ、屋内外の温度差にこまめに対応できるようにしましょう。また、冷気は下にたまっているので、上半身が暑いと思っても足元の冷え性対策は怠りなく。冬でもミニスカートという人も多いようですが、冷えを呼び込む原因なので、できるだけ避けて。どうしてもという場合は、スカートの下にスパッツをはいたり、締め付けないブーツなどで保温を心がけ、肌の露出を少なくしましょう。

 下着は衣服との間に空気の層を作り、保温効果を高めてくれるので、着るのと着ないのとでは大違いです。下着1枚でセーター1枚着ただけの暖かさを感じることができるといいます。また、汗を吸い取って、体を冷やさない意味でも重要なものです。いわゆる"ババシャツ"も、冷え性対策では大切なアイテムの一つです。
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エアコンの設定温度

 私たちが「快適だな」と感じる室温は、夏は25~27℃、冬は22~24℃と、夏のほうが冬よりも約3℃高いのです。kのように本来、私たちには、四季の温度変化に適応する能力が備わっています。ところが、冷暖房の普及によって、最近はこの能力が低下ぎみ。冷え性が増えている背景には、そんな環境の変化にも一因があるのです。オフィスでは、空調の温度設定を自由に変えることは難しいかもしれません。それならば、家の中だけでも健康的な環境にしませんか?

 「すだれで直射日光をさえぎる」「うちわを活用する」「打ち水や風鈴で涼感をかもし出す」など、涼しくすごす工夫を実践してみましょう。暑いからといってエアコンをつけっぱなしの生活はNGです。

 夏の住まいの快適ポイント
 ■温度計で室温チェック
 エアコンの温度設定の機能をうまく利用して適温を保ちましょう。ただし、長時間つけていると、冷えすぎてしまうこともあるので、これだけに頼るのはいけません。温度計を部屋の中に置き、こまめにチェックしましょう。また、扇風機を使って部屋の中に、空気の流れを作ると涼しく感じられます。

 ■部屋の除湿
 高温多湿な日本の夏。つい冷房をつけたくなりますが、湿度をさげることで、温度は多少高めでも意外にすごせるもの。除湿機を利用したり、部屋の通気を心がけましょう。

 ■素足でフローリングはNG
 フローリングは、足元を冷やしてしまうので、夏でも素足でぺたぺた歩くなんてことは厳禁。ソックスやスリッパをはいて、直接冷たい床に触れないように気をつけましょう。


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ホットカーペットで足元を温かくして冷えを解消

 四季がはっきりした日本。クーラーがなかった昔は、さぞ夏の厚さは耐えがたいものだったしょう。だからというわけではありませんが、日本の家屋は今でも冬向きには作られていません。冷え性は夏に多くなったというものの、やはり寒い冬にも深刻な問題です。特に注意が必要なのは、足元の冷え。温かい空気は上へ上へと上がります。エアコンだけでなく、ホットカーペットや床暖房など、足元が暖まる暖房器具を併用すると、温度差がなくなり、快適にすごせます。冬の室内の適温は22~24℃。温めすぎると汗をかき、かえって体の熱をうばうことになるので、気をつけましょう。

 室内の温めすぎ、冷やしすぎをやめることは、省エネにもつながり、一石二鳥。冬は、日が落ちて、ガ息音が下がったらカーテンやブラインドを閉めると、断熱効果が高まります。また、夏の日中も、同様の対策が有効。ほかにも、こたつの上掛けを1枚多くする、エアコンのフィルターは2週間に1度は掃除するなどの方法がオススメです。  冬の住まいの快適ポイント  ■ホット-カーペット・床暖房
 エアコンだけでは、足元は暖まりにくいので、ホットカーペットや床暖房を併用しましょう。足元を暖めれば、エアコンの設定温度は低めでも快適にすごせるもの。ホットカーペットの下に保温性の高い布やマットを1枚敷いておくと、熱が逃げず、効果的です。

 ■扇風機
 夏のものだと思いがちな扇風機ですが、実は冬も大活躍。上にむけて回せば、天井近くにたまりがちな温かい空気をかき混ぜ、室内を均一の温度にしてくれます。

 ■こたつ
 足元を温めてくれるコタツは、ホットカーペットや床暖房と同じ役割を果たします。ただし、こたつに入りっぱなしで、運動不足にならないように気をつけましょう。
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睡眠でたっぷり休息をとり冷えを改善

 「手足が冷えてなかなか眠れない」という人は多いものです。でもきちんと睡眠をとらないと、疲れが取れず、体力が衰え、ますます冷え性が進行してしまいます。快適な睡眠のためには、まず心地よい環境が欠かせません。布団の中の快適な条件は、湿度は50~60%、温度は体温より低めの33℃と、四季を通じてあまり変わりません。睡眠中は意外に汗をかくので、シーツや枕カバー、パジャマなどの寝具は吸湿性のよいものを選びましょう。

 深い眠りにつくまでには約3時間かかるので、エアコンなどのタイマーもそれを目安に設定します。また、冬場は寝具や暖房に頼るだけでなく、入浴などで十分に体を温めてから、ベッドに入ることをオススメします。
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ツボ押しグッズなどで冷えを予防

 カチッとしたスーツやハイヒールなど、血行がとどこおりやすくなるオフィスのファッション。おまけに、過度の冷暖房や、長時間のデスクワークなど、オフィスは冷え性の原因にはこと欠きません。そこで活躍するのが、さまざまなツボ押しグッズ。仕事の合間に使えば、血行がよくなり、冷え性の改善に役立ちます。自宅でも使えるので、冷え対策グッズとして活用してみましょう。

 足の裏には、全身の機能に反射したツボがたくさん。足は、心臓から送り込まれた血液を体の中心部にもどす役割を果たすことから、まさに第二の心臓と呼べるほど、重要な場所なのです。そんな足裏のツボ刺激として侮れないのが、青竹ふみ。手軽にできるので、一度試してみる価値はありますよ。
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オフィスで活躍するお役立ちグッズ

 ■ゴルフボール
 足裏を刺激するのに重宝するのが、ゴルフボール。足がほてる、パンパンにむくんでしまった、などというときに行うと、気持ちがよく、血行が促進されます。背中とイスの間にはさんでゴロゴロ転がせば、背中のツボ刺激にも効果的です。

 ■消しゴム付き鉛筆
 消しゴムの部分でこった部分を押すと、誰かが指圧してくれているかのような気分を味わえます。長めのものなら、背中まで届きます。手のひらや足の裏のツボ刺激にも、ぜひ使ってみましょう。

 ■タオル
 ツボ刺激というよりも、ストレッチに威力を発揮するのが、タオル。フェイスタオルサイズのものを1枚用意し、休憩時間にエクササイズ。普段使わない肩や背中の筋肉が伸びて、血行を促進してくれます。
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