マッサージで冷えを解消:あるある健康大百科「女性の健康編」

« バスルームで冷えの解消 | あるある健康大百科「女性の健康編」トップページ | ストレッチで冷えを解消 »

マッサージで冷えを解消

冷えによく効くツボマッサージ

 実は、正確なツボの位置をみつけるのは素人にはとても難しいことです。それよりもおすすめしたいのが、「だいたいこのあたりがツボかな?」と思う箇所を中心にもみほぐしていくマッサージです。マッサージは東洋式と西洋式があり、このうちオイルマッサージは西洋に起源をもつもの。オイルを使うと指のすべりがよくなり、マッサージ効果が高くなります。また、オイルの保湿効果によって、肌がスベスベになるなど、いいことずくめ。

 マッサージにはさまざまな方法がありますが、もむ、さするが基本的な動作です。一般的に、西洋式マッサージは末端から体の中心部へ向かって行い、逆に東洋式は中心部から末端にかけて行いますが、あまり厳密にこだわらず、この2つをうまく組み合わせながら行うとよいでしょう。

 ポイント①手を清潔に
 マッサージを行うときは、手を洗い、清潔な状態にしましょう。特に、爪が伸びていると、肌をいためる原因にもなるので、きちんと切っておきましょう。

 ポイント②マッサージオイル
 マッサージに使うオイルは、植物性や動物性のもので、自分の肌に合うものを選びます。オリーブオイルなどの純度の高いものであれば、食用のものを使ってもかまいません。

 ポイント③おすすめは寝る前
 体がリラックスしている入浴後が、マッサージには最適。体が温まってオイルの浸透性もよくなっているので、肌もスベスベになります。

 ポイント④マッサージが終わったら
 マッサージ後は、オイルをふきとらず、そのままベッドに入ります。眠っている間にオイルが浸透するので、朝、目覚める頃には、スベスベの肌になっているでしょう。ただし、べとつきが気になるようなら、ティッシュペーパーで軽くおさえ、余分な油をふき取ります。
▲先頭へ戻る

冷えやすい手のケア

 手は足と同様に体の末端にある上、関節も多いので、血行不良を起こしがち。特に、冬の寒い時期には、指先が冷たくかじかんでつらいものです。「ほかの皮膚にくらべて手だけがなんだか黒っぽい」、逆に「冷たくなると白っぽくなる」という人は、手の血流が悪い証拠なので、ハンドマッサージで血行をよくしましょう。まず、一番冷えやすい指先を1本ずつ指圧していきます。手のツボで注目すべきは、親指と人差し指の付け根にある「合谷(ごうこく)」。ここは、冷え性に効果てきめんといわれるツボなので、じっくりもみほぐしていきます。他に、ただ手をブラブラさせる、グー、パーの動きを繰り返すなどの方法も効果的です。

 力を入れなくても無理なくできるオイルマッサージもおすすめですが、天然塩を使うマッサージも効果があります。やり方は簡単です。天然塩をひとつまみ手にとり、オイルマッサージと同じようにマッサージします。塩が発汗を促し、新陳代謝を促進します。余分な老廃物もとり去ってピカピカに素肌になります。洗い流すので入浴時に行うとよいでしょう。

■指先を刺激する
指先を1本ずつつまみ、第一関節から上を引っ張り上げるような感覚で指圧する。やや強めに刺激すると効果的です。

■手のツボをもむ
親指と人差し指のつけ根の間にあるのが、合谷。ここは冷え性ばかりでなく、頭痛、歯痛、目の疲れなど首から上の痛みにもよくきくツボ。反対側の手の親指と人差し指を使ってもみほぐします。また、手のひら全体を、痛気持ちいいくらいの刺激で、指でもむのも効果的。親指、中指、小指の付け根は特に念入りに行います。

■圧迫と弛緩を繰り返す
両手の指を合わせ、互いにギュ-ッと押し付けあうようにして圧迫し、その後、力をゆるめます。力をゆるめると、圧迫していたときに止まっていた血流が、指先まで一気に流れます。何回か繰り返すと、手全体の血行がよくなります。

■ストレッチ
マッサージの最後は、ストレッチをしましょう。手首をブラブラと振ったり、手を握る、開くといったグー、パーの動作は、単純な運動ですが、手の緊張をほぐしてくれるので、効果的です。
▲先頭へ戻る

冷えを防ぐ足先マッサージ

 マッサージといえば、数あるなかでも、特に人気があるのが、フットマッサージ。"リフレクソロジー"もおなじみですね。足は体重を支えたり、靴で締め付けられたりと、とかく過酷な労働を強いられる場所。私たちの体は、寒いときでも大切な臓器がある中心部の温度を一定に保とうとする働きがあるため、足先などの末端部分は血行が悪くなりがちです。冷えの症状は、まず足先からあらわれる場合が多いので、「足が冷えてつらい」なdの自覚症状がある人は、初期段階と考えて、本格的な冷え性になる前に早めに対処しましょう。足には、冷え以外にも、さまざまな体の不調にきくツボが集まっているので、マッサージを習慣にすると、健康維持に役立ちます。

 寒い季節、マッサージに使うオイルを、直接、肌につけると、ひんやりした感覚が不快に感じられるもの。そんなときは、あらかじめオイルを手にとり、両手ですり合わせるようにして人肌に温めましょう。肌への浸透力も高まり、一石二鳥です。

■指先のマッサージ
親指から小指まで、1本ずつ、上に引っ張るような感覚で伸ばす。次に、手の人差し指と親指を使って、爪の両端の部分と指の腹を使って、力を入れて十分にもみほぐします。

■指のまたを押し広げる
帰宅後、靴を脱いだら、十分に指を開かせましょう。足の指の間に手の指をはさみ、またをグッと押すようにすると、効果的です。

■甲のマッサージ
足の甲全体をマッサージしながら、足の親指と人差し指の骨の間にある「太衝(たいしょう)」というツボの周辺を押すようにしてもみます。太衝は、冷えや冷えのぼせを解消するツボです。

■足の裏
足の親指を内側に曲げたときにくぼむ場所あたりを中心に、手の親指で押すようにしてマッサージ。ここにある「湧泉(ゆうせん)」というツボを刺激すると、内臓の働きや新陳代謝が高まります。
▲先頭へ戻る

下半身の冷えの改善

 冷え性にはさまざまな症状がありますが、なかでも多いのが、下半身が冷えるというもの。最近のファッションの傾向は、冬でも素足にミニスカートと、肌の露出が多く、体にかかる負担が大きくなっています。中年以降の女性で、腰やふくらはぎの冷えや痛みを訴える人が多いのも、下半身の冷えが大きな要因と考えられます。寒い季節はスカートではなくパンツをはくようにしたり、厚手のタイツでガードするなど、冷えを予防することが必要です。もちろん、マッサージも効果的。ふくらはぎや太ももは、体の中心部へ血液を送り返す、いわばポンプの役割を果たす場所。血流を促すツボを中心にもみほぐせば、下半身の冷えを撃退し、全身の血行回復につながります。

 ふくらはぎや太ももは、ダイエットをしても効果があらわれにく部位。原因として、冷えによって血液やリンパ液の循環がとどこおり、老廃物などがうまく排泄されずにむくんでしまうことなどがあげられます。マッサージで物理的な刺激を与え、循環を促すことで、むくみが改善し、サイズダウンすることもあります。
▲先頭へ戻る

冷えを改善するふくらはぎ・太もものマッサージ法

■ふくらはぎのマッサージ ふくらはぎの内側、くるぶしの上のほうにあるのが、「三陰交(さんいんこう)」。水分の代謝を助けるツボなので、冷えからくるむくみに効果的。片手でくるぶしを支え、反対側の手で、グッグッとふくらはぎ全体を下から上へと押すようにしてマッサージ。骨に沿って押していくと、自然に三陰交も刺激されます。

 ひざの皿の外側から少し下がった、骨と太い筋の間にあるのが、「足の三里(あしのさんり)」のツボ。体の水はけをよくするので、むくみのほか、便秘や下痢にも効果があります。マッサージをするときは、忘れずに、この周辺ももみほぐして。

■太もものマッサージ
ひざを曲げ、太ももの内側を指4本で押すようにして、らせん状にもみ上げる。特に、太ももの内側にある「血海(けっかい)」は血液の循環をスムーズにするツボなので、念入りに。生理痛や貧血、頻尿などの症状にも効果があります。
▲先頭へ戻る

冷えからくる腰痛・生理痛

 昔から、「女性は腰を冷やしちゃいけない」といわれています。裏を返せば、これは腰が冷えやすい場所だということ。女性は子宮や卵巣などの複雑な臓器があるため、骨盤の中がうっ血しやすくなっています。そのため、血がとどこおる、いわゆる"お血(おけつ)"の状態になりやすく、腰がだるい、痛むといった症状を訴える人も多いのです。また、生理の時や、便秘や下痢などのトラブルがあると、腰に不快感を感じることも。痛みを解消するためには、まず温めることが大切ですが、マッサージも効果があります。日頃から、腰を冷やさない服装を心がけ、カイロなどで温めるほか、血行をよくするツボを中心にマッサージを行い、冷えからくる腰痛を解消しましょう。

 腰痛は、腰椎ヘルニアをはじめ、腎盂炎(じんうえん)、子宮内膜症、子宮筋腫、さらにはガンまで、重大な病気が原因のこともあるからです。痛みがひどい場合や長引く場合などは、早めに専門医の診察を受けるようにしましょう。
▲先頭へ戻る

腰痛に効くマッサージ法

■骨盤周辺のマッサージ
骨盤のあたりを触ってみると、体のほかの部分にくらべてひんやりしていることがあります。まずは、両手をあてて、冷えているところをまんべんなくさすり、温めます。よく温まったら、次に、骨盤のちょうど中心部に位置する「次寥(じりょう)」というツボを中心に、周辺を両手の指でじっくり押すようにして刺激します。血行をよくし、生理痛にも効果があります。

■腰のマッサージ
背骨の両側にあるツボを中心に、周辺をマッサージ。ウエストの高さにある「腎ゆ(じんゆ)」は、腰痛によく効くツボ。その少し下にあるのが「大腸ゆ(だいちょうゆ)」で、腰のコリをほぐす効果があります。指では力がいれにくいという場合には、げんこつを押し当てるようにすると、うまく刺激できます。
▲先頭へ戻る

おへそ周辺の刺激で内臓の調子を整える

 胃腸は冷えの影響を受けやすい場所。特に、普段から胃腸が弱い人は、冷えると下痢を引き起こしがち。また、便秘でつらいという人も、冷え性との関係を疑って見ましょう。というのも、冷えによって自律神経の働きが乱れると、内臓がうまく機能しなくなり、便秘を招きやすくなるからです。老廃物をためこんでしまう便秘は美容の大敵です。下剤に頼る人も多いようですが、常用すると腸が自ら便を出そうとする力が衰えてしまうので、服用はほどほどに。また、胃腸の働きが悪くなり、お腹にガスがたまって苦しく感じる膨満感や、膀胱炎、特に理由がないのにトイレが近くなる頻尿などの症状も、おへその周辺をマッサージして関連のあるツボを刺激することで緩和されます。

 お腹は骨に守られていないので、とてもデリケートの部分です。強く押しすぎると、ダメージを招く可能性があるので、マッサージはやさしく行いましょう。お腹のマッサージは、もむのではなく、さする、押すが原則です。押してみて気持ちがいいくらいを目安に強さを調節します。 ■おへそ周辺のツボ
おへその両脇にあるのが「天枢(てんすう)」。そのやや下が、「大巨(たいこ)」、みぞおちのところに位置するのが「中?(ちゅうかん)」。いずれも胃腸の機能を高め、便秘や下痢の解消に効果があります。また、おへその上にある「水分(すいぶん)」は、体の水分代謝を調節するので、下痢や頻尿のほか、むくみにも効果があります。

■円を描くマッサージ
おへそを中心に、時計回りに円を描くように手のひらでやさしくさすります。お腹を上下になでおろしたり、ツボの周辺を両手の指で、軽く指圧するのもよい方法です。

■便秘の即効ツボ
おへその下にいちする大巨は、便秘の即効ツボ。特に、左右にあるツボの、左側のほうを触ってみると、便がたまっているのが実感できるはずです。ここをやや強めに押すと、早い人手はすぐに便意をもよおすことも。下剤に頼る前にぜひ試して見ましょう。
▲先頭へ戻る

冷えからくる血行不良による肩こりの改善

 つねに筋肉を緊張させて、重い頭を支えている首から肩にかけては、全身でもっとも疲労をおぼえやすいところ。首や肩がこって痛みやだるさを感じるのは、その部分の筋肉にたまった乳酸などの疲労物質が原因です。体が冷えて血流がとどこおると、新鮮な血液が供給されず、疲労物質がどんどん蓄積されてしまいます。

 つまり、つらい肩こりを解消するには、まず血行不良を何とかしなくてはいけません。首や肩の血流を促すには、まず、こわばった筋肉をマッサージでもみほぐします。痛みのある部分を集中してもむのではなく、首や肩とつながる腕や手首にかけて、連続して行うと効果的です。もちろん、肩こりにダイレクトにきく特攻ツボも忘れずに刺激しましょう。

 また、頭痛にはさまざまな原因がありますが、首や肩の筋肉が緊張し、血流がとどこおって起こることも少なくありません。そんなときは、首や肩をもんで、頭部への血流をよくすることで、頭痛をやわらげることができます。ただし、あまり強い刺激は逆効果。特に、首筋は、さすって温めたり、軽くもむマッサージを中心に行いましょう。

■首のマッサージ
首の側面には、大切な血管が走っているので、圧迫するのは厳禁。片側ずつ、鎖骨のあたりから、なで上げるようにしてマッサージ。また、首の後、頭蓋骨の下端部分には、頭部の血行を促すツボ、「風地(ふうち)」と「天柱(てんちゅう)」があります。これらのツボに向かって、下から上にさすりあげたり、ツボの周辺を片手でつかむようにして、もみましょう。

■肩・腕のマッサージ
鎖骨のくぼんだところに親指を除く4本の指を置き、軽く押すようにしながら、らせんを描く要領で手首までマッサージ。手首まできたら、今度は上に向かって、らせん状にマッサージをしながら、鎖骨のくぼみのところまでもどってきます。

■肩こりの特攻ツボ
肩先と、首のつけ根の中間あたりにある「肩井(けんせい)」はかたこりによく効く特攻ツボ。こっているときは、軽く押すと痛みがあるのですぐに見つかります。気持ちいいと感じるぐらいの強さを目安に、指や市販のツボ押しグッズなどで押し、刺激します。
▲先頭へ戻る

背骨には冷え性に効果のあるツボがたくさん

 背骨の両脇には、冷え性にも効果のあるツボがたくさん並んでいます。ぜひとも念入りにマッサージを行いたいものですが、手が届きにくいので、難しいと思います。そこで、背中のマッサージは、次の2つの方法をおすすめします。

 まずは、バスタイムに浴用ブラシを使うやり方。ブラシのほどよい刺激が血行を促し、手が届かない背中全体を心ゆくまでマッサージすることができます。もうひとつは、パートナーと一緒に行うもの。夫や恋人など親しい人と協力して行えば、お互いの体の調子を把握することができるし、コミュニケーションを深めるのにも役立ちます。ただし、力の入れ具合には気をつけて。特に、男性はつい力を込めすぎてしまうので、注意が必要です。

 強すぎるマッサージを受けたときに起こるのが、もみ返し。コリがひどいからといって、力まかせにもむと、筋肉を傷つけ、痛みがひどくなることも。特に、パートナーをマッサージする場合は、力の加減が難しいもの。一度2人で専門家のマッサージを受けに行き、力のこめ具合を確認してみるのもよいでしょう。

■ボディブラシでマッサージ あらかじめ、天然塩を背中に塗っておき、その上からボディブラシでらせんを描くようにしながら、気持ちがいいと思える強さでマッサージします。ツボが集中する背骨の周辺、わき腹は特に念入りに。
■背骨の両側を押す
肩から腰まで、背骨に沿って両手の親指の腹を使って押していくと、冷えにきくツボも自然に刺激できます。相手が「気持ちいい」と感じる強さで、ひじを曲げずに体重をかけるようにすると、疲れにくく、強さの調節もしやすいですよ。

■背中・腕のマッサージ
腰に両手を置き、らせんを描くようにしながら、軽くさするような感じでマッサージ。腰→肩→腕→脇→わき腹→腰の順で行います。
▲先頭へ戻る

« バスルームで冷えの解消 | あるある健康大百科「女性の健康編」トップページ | ストレッチで冷えを解消 »