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便秘の種類
一過性便秘
旅行中や、生活環境が変わった場合などに、一時的に起きる便秘です。これは、自分の生活ペースが乱れたときに、その影響で起こるものです。ふつうは旅行が終わって、自宅にもどれば治りますし、生活が変わった場合は、新しい生活に慣れてくれば、自然に治ることが多いものです。
また、コーヒー、紅茶などタンニンの多い食品を多く取ったことで便が硬くなり、一時的に便秘になることもあります。
けいれん性便秘(機能性便秘)
機能性便秘とは、体の機能そのものに問題がある便秘です。常習性があり、常に便秘の状態が続きます。ストレスなどで腸の緊張が高まり、けいれん性の収縮を起こし、腸の内容物の動きを妨げるのが「けいれん性便秘」です。
便秘の後に下痢が起こることもあります。左脇腹が痛み、便はウサギのフンのようにコロコロしています。腸に刺激を与えるタイプの便秘薬は、かえって症状を悪くします。
弛緩性便秘(機能性便秘)
便秘の人の「3分の2」が該当する便秘が、もうひとつの機能性便秘である「弛緩性便秘」です。これは、腸のぜんどう運動が弱いために起こるものです。また、排便を我慢することで、便意を感じられなくなってしまった場合も含まれます。
内臓下垂、アトニー(胃下垂など。内臓が下がって腸を圧迫する。内臓の筋肉自体に力がなくなり、働きが悪くなる)や、運動不足も原因となります。老人に多い便秘もこのタイプです。
食物繊維のいい食事を心がけたり、水分をとるなど、食生活の見直しが効果的です。
症候性便秘
大腸に何らかの病気があり、それが原因となって、腸の内容物が動きにくくなっている便秘です。
大腸ポリープ、大腸がん、腸の癒着、大腸憩室炎などがあります。あmた、腹痛を伴う急性の病気(腸閉塞、腸捻転)なども原因となります。妊娠によって腸が圧迫されることも、症候性便秘に含まれます。これらは、原因となる症状を改善する必要があります。まずは医師に相談しましょう。
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