生理痛の原因:あるある健康大百科「女性の健康編」

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生理痛の原因

生理のメカニズム

 卵巣の中にある卵胞は、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの影響を受けて発育し、卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌します。そして、成熟した卵胞のひとつから、1個の卵子が排出されます。これが排卵です。卵巣から出た卵子は、卵管に拾われて、子宮内へ入ってきます。

 その間、破れた卵胞は、黄体に変化して、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。そして、エストロゲンとプロゲステロンが、受精した卵子を受け止める準備として、子宮内膜を厚くします。

 排卵後に、受精卵が入ってこなかった場合は、子宮内膜は必要なくなるので、血液と一緒に剥がれ落ちて、子宮内から流れ出します。これが生理(月経)です。
 生理が終わると再び卵胞が発育しはじめ、新しい子宮内膜が作られます。生理から次の生理までの間が28日周期の場合、排卵は14日目あたりに起こります。
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なぜ生理痛が起こるのか

 生理のときに起こる腹痛や腰痛は、血流の悪さと、子宮の膨張が原因になります。生理の時には、子宮が拡張してそこに血が集まるので、子宮自体の重さも増えます。このとき、骨盤の間接がやわらかく動けば、大きくなった子宮も居心地よく収まります。ところが、冷えや運動不足などで、骨盤の間接が硬くなっていると、膨張した子宮は圧迫されてしまいます。また、膨張した子宮がほかの臓器を圧迫することもあります。

 硬い骨盤と膨張した子宮との関係が、腰の重さや痛みを引き起こすのです。また、冷えや何らかの原因で、子宮周辺の血管がうまく広がらないとき、血管への圧迫が痛みになることもあります。骨盤の間接を軟らかくしたり、体の血のめぐりをよくすれば、こういった痛みは軽くなっていくはずです。

 一方、体質的な問題で痛みが起こることもあります。子宮後屈(子宮が後ろに倒れている状態)など、子宮の位置が悪い場合には、子宮が膨張するときに痛みを感じることがあります。さらに、子宮や卵巣に病気が潜んでいる場合にも痛みが起こります。
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痛みは体からのSOS

 生理学的に考えてみて、生理現象であるということから、生理のときには「痛みがない」のが本来のあり方と考えます。下腹部のあたりが重いとか、だるいという程度なら気にすることはありませんが、強い痛みがあるのは普通の状態ではないのです。痛みは、体からのSOSなのです。まずは、婦人病を疑ってみましょう。病院で診断を受けることをおすすめします。

 病気でないとわかったら、つらい状態を楽にする解消法を実践していきましょう。それでも痛みが続く場合は、東洋医学や、自然療法などを行っている治療院などに通って体を楽にするのもひとつの方法です。

 また、東洋医学では、生理のトラブルはお血(古血=汚れた血)がたまった状態と考えられています。血液の流れが悪く、どろどろになってしまっているのです。血行をよくして、血をキレイにすることを目標に治療していきます。
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