女性の便秘の原因:あるある健康大百科「女性の健康編」

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女性の便秘の原因

食べ物が原因

 若い女性は、食べないで、摂取カロリーを減らすことによってやせるダイエットのほうが、効果があると思っているようです。

 本当は、運動することで、消費カロリーを増やすほうが健康的なのですが、運動が苦手、時間がない、といった理由から、どうしても「食べ物を減らしてやせる」という発想におちいることが多いのです。でも、これが便秘の原因になってしまうことも考えられるのです。

 もともと、便は体の中で不要になったカスが中心になってできています。食事の量が少なかったり、カスの出にくい食品ばかり食べていると、体の中で作られる便の量は少なくなってきます。そうすると、一定量の便がたまるまで、当然時間がかかります。その間に、どんどん水分は奪われ、コロコロの硬い便になり、さらに出しにくくなってしまうのです。

 また、食べる量が少なかったり、消化しやすい食品ばかり食べていると、消化器官が十分に働かず、動きが鈍くなっていきます。楽をさせて、使わないでいると、せっかくもっている機能が衰えてしまうのです。便秘の人は、特に食物繊維を多く含む食べ物を積極的にとることが必要です。
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腸の機能が衰えている

 老人にとっても便秘は大きな問題です。老人の場合は、年齢のために、消化器官の働きが衰えています。若い女性は、消化器官を実際の年齢以上に「老化させている」ともいえます。

 理由はさまざまですが、「消化器官を十分に使っていないことで衰える」「便秘薬などの使いすぎで、腸の機能が衰える」ことが考えられます。

 もちろん、この衰えは一時的なもので、本当に老化したわけではありません。ぜひとも、本来の内臓の若さを取り戻したいものです。
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便意が感じられなくなっている

 健康な人は、毎朝決まった時間に便をだすことができます。これは、「便を出したい」という反射が起きるためです。でも、「便意を我慢する」ことが続くと「便を出したい」という反射は起こりにくくなります。ついには、自然に便意を感じる力が衰えてしまうのです。

 朝、支度が忙しくて便を出すヒマがない、便意が起きたのが電車の中だったので我慢してしまう、会社でトイレに行くタイミングを逃してしまう、といった生活習慣が、ひいては「便意を感じられないからだ」を作る可能性があるのです。

 本来、便を出すという行為は、リラックスしているときでないとできません。力を緩めて排泄する働きは、副交感神経が担当しているためです。ですから、交感神経が担当する緊張、興奮状態にある間は、便意を起こすこともままなりません。

 ストレスが多い現代では、「便意を感じる」のは難しいことになっているようです。
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ストレスと自律神経失調症

 また、ストレスが原因で起きる自律神経失調症の症状には、便秘も含まれます。

 内臓の動きをつかさどる自律神経が、上手に働かないため、消化吸収、排泄にまで影響を及ぼすのです。特に、強いストレスにさらされている場合などは、それが便秘の原因になることもあります。
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女性ホルモンの影響

 女性の便秘の原因のひとつに、女性ホルモンの問題もあります。男性には便秘が少ないことからも、女性ホルモンとは関係がありそうです。学説は多々あり、どれが正しいかは、はっきりとしていません。

 妊娠中に便秘がちになるのは、物理的に腸が圧迫されること以外に、黄体刺激ホルモン(プロラクチン)の影響があるとも言われています。

 また、妊娠中と生理の前は、体の状態が似通っています。このとき、消化器官の動きは遅くなり、大腸での水の吸収がさかんになります。これが、水分を失ったパサパサの便を作り出し、便秘につながるというわけです。

 また、便秘になりやすい人は、生理痛がひどく、生理の周期が一定していない、という傾向もあるようです。
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