歯周病を悪化させる原因(歯並び・かみ合わせ・プラーク・歯ぎしり):あるある健康大百科「歯の健康編」

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歯周病を悪化させる原因(歯並び・かみ合わせ・プラーク・歯ぎしり)

歯周病の原因はプラーク(歯垢)

 歯周病の原因は、"プラーク(歯垢)"です。これは、歯の表面につくネバネバした物質で、食べ物の中の糖分と、だれの口の中にもある細菌(常駐菌)とによって作られます。プラーク中の85~90%を細菌が占め、まさに細菌のかたまりのようなものです。歯と歯の間などに食べ物のカスがたまると、細菌が住み着いて増殖し、プラークになり、歯の特定の部分につくことによって、炎症を引き起こします。これが歯周病の原因です。
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プラークの固まり:歯石

 「プラーク」という言葉の本来の意味は「飾り板」「表札」「小板状のブローチ」などを意味する言葉ですが、歯面に細菌の凝集体のできる「歯垢」の意味に変わりました。

 プラークが固まって、石のようになったのが歯石です。風呂の湯垢のようなものだと考えるとよいでしょう。ここにも細菌がうようよ住み着いています。プラークはブラッシング(歯磨き)によって取り除くことができますが、歯石は硬くこびりついているので、歯科医に取ってもらうしかありません。歯石にならないうち、プラークの段階でブラッシングによってとってしまうことが大切です。
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歯周病を悪化させるもの

 歯周病の直接の原因となるものがプラークですが、直接の原因とはならなくても、間接的に歯周病を引き起こしたり悪化させたりする原因となるものがあります。

 それは「砂糖」です。食べ物の中の糖分と、口の中の細菌とが結合してプラークを作るからです。清涼飲料水などの飲み物には、糖分が多く含まれている上に、固形の食べ物と違って、当分が歯のすき間までくまなく入り込んでしまうために、歯にとってはよくありません。子どもがこうした甘い飲み物を多く飲むようになったのも、虫歯や歯周病が増えた原因になっています。
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歯並びと噛み合せ

 「歯並びが悪い」、「噛み合せが合わない」、「入れ歯が自分にあっていない」、といったことは、プラークがたまりやすい条件になります。

 よい歯並びのためには、子どもの頃から固いものを噛むようにしてあごの発育を促すことが必要です。また、不幸にして歯並びが悪くなってしまったら、歯列矯正で改善することができます。

 治療した歯の詰め物や、義歯(入れ歯)がうまくかみ合わない時は、納得のいくまで直してもらうことです。また、最初はきちっと合っていた詰め物でも、成長と共にあわなくなってくることもあります。そのチェックのためにも、定期検診を受けるようにしましょう。
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歯ぎしり

 歯ぎしりは、就寝中にものを噛む筋肉が異常な緊張を起こし、上下の歯をカチカチと噛み合せたり、くいしばったり、こしり合わせたりすることです。本人は無意識なので、まったく気がつきません。隣で寝ている家族などが教えてくれればいいのですが、一人暮らしのかたなどは、朝起きたとき「あごが少しだるい」「歯茎が浮いたような感じがする」といった症状がある場合、歯ぎしりを疑ってみる必要があります。

 歯ぎしりと歯周病は二重の関係です。歯周病が歯ぎしりの原因になることがあり、同時に、歯ぎしりが歯周病を悪化させる原因になるからです。歯周病になったり、歯を抜いてそのままにしておくと、歯並びのバランスが崩れて噛み合せが悪くなります。かみ合わせが悪くなると、力のかかり具合がかたよるので、歯ぎしりをするようになるのです。歯周病にかかってから、歯ぎしりをするようになったら、これは火事と地震がいっぺんにきたようなものです。歯周病が炎症で燃え上がる火事なら、歯ぎしりはそれをゆさぶる地震です。状態はどんどん悪化すると考えていいでしょう。
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歯ぎしりの原因:ストレス

 歯ぎしりの原因は、かみ合わせが悪いということだけではありません。それよりもむしろ、ストレスが原因となって起こる場合が多いのです。歯ぎしりが歯の健康にとって悪いだけではなく、ストレスはさまざまな病気を引き起こします。歯ぎしりはストレスのサインでもありますから、その点も注意してください。ストレスについては、その解消法は人によって違うため、なかなか「こうすればいい」ということが明確ではありません。ストレス解消法については、医師に相談したり、自分なりの解消法を発見する心がけをしましょう。
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