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断食についての正しい知識
単品ダイエットの有効と考えられる要素
単品ダイエットが有効と考えられる要素とは,ダイエット法の一つとして長い間「断食(絶食療法)」が研究され,それなりの成果を収めており,つまり単品ダイエットは,この断食の亜流と考えることもできるからです。
つまり,断食の知識がある人が断食の一種として,たとえば「りんごダイエット」=「りんご断食(りんご以外は食べない断食)」や「寒天ダイエット(寒天以外は食べない断食)」=「寒天断食」をすることは,十分ダイエットに役に立つということです。
一般的に,りんご,ゆで卵,ヨーグルト,大豆,パイナップルなどの一つの食品だけを食べ続ける「単品ダイエット」は,やってはいけないものとされています。理由としては,下記のようなものがあげられます。
1) 単品で体に必要なすべての栄養素を備えた食べ物はないので,栄養が偏る。
2) 筋肉などを作る栄養が足りなくなるために,基礎代謝が落ちる。
3) 体が飢餓への対策として,栄養の吸収能力を上げる。
4) 2) 3) の結果によりいわゆるリバウンドがおきる。
断食のしくみとその効果
人間は体脂肪以外にも肝臓や筋肉にグリコーゲンとしてエネルギーを貯蔵しており,栄養が不足すればこちらの方を優先的に使うようになります。そのため,余計な体脂肪を減らすためには,いったんそのようなグリコーゲンなどを使い切ることが必要となります。
そして体脂肪が燃焼するのは肝臓に蓄えた栄養も,筋肉中の栄養も,血液中の栄養もすべて使い切ってからとなります。この状態に自分のカラダを意識的に追い込んでいく方法として知られるのが断食(絶食)なのです。
実際に,断食をすると免疫機能が強化されたり,脳の栄養が糖から脂肪由来のケトン体になることでストレスに強くなったり,ある種のリラックス感を得たりすることが科学的な研究でも報告されています。
断食をすすめる医師の多くは,現代人は毎日毎日必要もないのに三度(場合によってはそれ以上)の食事をすることによって,かえって健康を損ねていると唱えています。
ただし,長期の断食をすると,体脂肪でもエネルギーの供給が間に合わなくなり,体内のダンパク質,すなわち筋肉そのものがエネルギーとして使われてしまい筋肉が減ってしまうので,2日以上の本断食は容易に行ってはならない点に注意が必要です。
断食の実践、1日目・予備断食
スムーズに本断食を実行するための準備として,1日目は以下のことを実行するとよいでしょう。
・ 昼食は腹八分まで。
・ 夕食は普段の半分の量で,寝る3時間以上前にすませる。
・ 普段より水分を多めに摂る(これは寝る前でもかまわない)。
・ お酒は飲まない。
1リットルの唾液,3リットルの胃液,2リットルの膵液,2リットルの腸液,0.5リットルの胆汁,30種類の酵素といったように,私たちが何気なく食べている食事を消化するには,1日だけでもこれくらいの量の消化液,消化酵素を使っています。
そのため,たとえ短期間とはいっても,急にお腹の中を空にしては,これら消化液の影響で胃を傷つけたり,ムカツキを覚えたりすることがあります。
断食の実践、2日目・本断食での過ごし方
2日目より,本格的な断食の開始となります。血糖値や血圧が一時的に下がることがあるので,激しい運動はさけて,散歩や読書をして過ごすようにするとよいでしょう。
もちろん水以外は何も口にしてはなりません。そして,水は意識して多めに飲むようにします。これは普段,食事のたびごとなどに何気なく摂っている水分補給もないために,脱水しやすいからです。
きちんと前日に予備断食をしていれば,昼過ぎには体の中で普段使わなかったシステム(脂肪燃焼のシステム)が動き始めたことが,なんとなく分かるでしょう。
断食の実践、3日目・復帰の期間の重要性
実は,断食において最も重要な時期はこの復帰の期間です。例え1日の断食といっても,前々日の晩からこの日の朝まで30時間以上にわたり,内臓は休止していることになります。
健康上のリスクを避けるためにも,ダイエットの効果を高めるためにも,はやる気持ちを抑え,朝食は一杯のお粥などをできるだけゆっくり,よく噛んで食べるようにします。
昼食,夕食は普段の半分くらいに抑えます。ここでたくさん食べてしまうと,せっかく行った断食が意味をなさなくなるので注意が必要です。
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