ダイエットに必要な栄養素とサプリメントの関係:あるある健康大百科「ダイエット編」

« アミノ酸についてもっと知ろう! | あるある健康大百科「ダイエット編」トップページ | 低インシュリン・ダイエットについて »

ダイエットに必要な栄養素とサプリメントの関係

ダイエットの王道とは

 ゆっくりと確実に,そして健康的に行うのがダイエットの王道です。しかし,それができないからこそ,多くの人が何度もダイエットを繰り返す状況から抜け出せないでいるわけです。

 早く,楽に,を一度に達成できるのなら,この世界に肥満で悩む人はいなくなるはずです。それゆえ,「早く」やせたいを求めれば,過激になってしまい,楽してやせるには,逆に時間をかけるしかありません。

 そこで,人間は「断食」という方法をとることがあります。全く食べなければ,やせていくことにはなります。しかし,普通の生活を送っている私たちが断食でやせるということは,基本的には健康のバランス調整という点でリスクが大き過ぎることになります。

 それは,生きるためにはエネルギー源としての食事は欠かせないからです。そこでたどり着くのは,「健康を維持しながら生きていくために必要最小限の栄養とはどれくらいなのか」ということです。

 しかし,このことについては,完全な答えは今のところないのが実状です。人間に必要な栄養というのは,まず個々人によってすべて違いがあるうえに,栄養そのものがまだまだ不確定要素の多い分野だからです。

 最近でも日本の理化学研究所の研究チームが新種のビタミンPQQ(体内では作られないが,代謝に重要な働きをする有機物質)を確定(2003年4月24日/発見は1979年米国)しましたが,今後も科学技術の発達と共に未知の有用な栄養素が発見され続けることでしょう。
▲先頭へ戻る

栄養素の摂取量の上限

 サプリメント氾濫の時代を反映して,栄養素の「許容上限摂取量」なる「ほとんどすべての人に健康上悪影響をおよぼす危険のない栄養摂取量の最大値(これ以上の摂取はおすすめできない量)」がはじめて示されました。(「日本人の栄養所要量-食事摂取基準」第6次改定版)

 この日本人の栄養所要量に示された栄養素を参考に,「健康に生きていくために必要な栄養素を最小限は確保しながら,摂取するエネルギー量をできる限り少なくする」を実現する,ダイエット・サプリメント・ブレンドを作り,それを利用するダイエット法が,いくつか確立されるようになってきました。

 健康のために必要な栄養素の量について,現時点で最も信頼できるであろう一つの答えに公衆衛生審議会(厚生労働省)が策定した「日本人の栄養所要量-食事摂取基準」というものがあります。これは,健康な日本人のほとんど(97~98%)が1日に必要なエネルギー量や栄養素の量を示すものです。
▲先頭へ戻る

ダイエットをするうえで重要となるタンパク質

 タンパク質の摂取量が足りなければ,筋肉を分解してその不足分を補うことになり,結果的にやせにくく,太りやすい,いわゆるリバウンド体質になってしまいます。そのためダイエットにおいては,最も欠かしてはならない栄養素と覚えておく必要があります。

 20代女性の一日のタンパク質所要量は,「55g」であるので,これを市販されているプロテイン(タンパク質)サプリメントで補うことにします。

 例えば,市販されているイチゴ味とバナナ味の2種類のプロテインを使ったとします。イチゴ味の方は,タンパク質の量が100gあたり42.5g入っており,バナナ風味の方は100gあたり72.3g入っています。

 よって,タンパク質の必要量「55g」を摂取するためには,これらを何グラムずつ摂取すればよいかを逆算して,おのおの50gずつ食べれば(42.5g × 50 / 100 + 72.3g × 50 / 100 = 57.5g)必要量を満たす計算になります。

 ちなみにこの二つのプロテインを選んだ理由は,フルーツ味の方が食べやすいということと,味は数種類あった方が飽きず,さらにはタブレット(錠剤)状のものが持ち運びやすいからです。

 実際に自分でプロテインを用意する場合は,自分が使いやすそうなものを選ぶとよいでしょう。また,プロテインに関しては含有アミノ酸の種類に関する指標で「アミノ酸スコア」と呼ばれるものが100に近い(含有アミノ酸のバランスがよい)ものを選ぶように心がけることです。
▲先頭へ戻る

体にとって必要なビタミンとミネラル

 体に必要な無機質であるビタミンとミネラルについても,ダイエットをするうえで理解しておく必要があります。これは重要な要素です。

 20代女性のビタミン・ミネラルの所要量を満たしながら許容上限摂取量を極端に超えないサプリメントを用意する必要があります。そのためには「マルチビタミン」や「マルチミネラル」など複数のビタミン・ミネラルがブレンドされたサプリメントが,比較的手軽です。

 一日一食ないし二食をダイエット補助食品に置き換えるのに,自分で栄養素を組み合わせるのは一見面倒に思えるのですが,自分に必要な栄養素の全体像をつかむことでサプリメント摂取に関する応用力がつくため,このダイエット用のサプリメント作りは,ダイエットのスキルアップという観点からも有効なのです。

 例えば,「今日は肉を食べたのでプロテインは減らそう」とか,「栄養ドリンクを飲んだのでビダミンは摂らない」,…といった感じです。
▲先頭へ戻る

実際にサプリメントを使う上での注意点

 サプリメントを使ったダイエットの実践について解説します。ただし,どうしても速くやせたい人のためのものであり,健康的な食生活として紹介するものではないことに注意をする必要があります。

 また,このような食生活を長期に行うと健康上のリスクは避けられないので,実行の際は自己責任のうえで行うということを,頭に入れておかなければならなりません。

 基本的な考え方は,サプリメントと水を摂取することで,ある程度必要な栄養素を摂取しながらダイエットを行っていきます。

 しかしながら,次のような理由で最低一食は,通常の食事を多すぎない程度に摂って,残りの2食を先のサプリメントを3分の1ずつ食べることで補うのが現実的です(例えば,昼ごはん+朝タはサプリのみなど)。

 1)  体に有用な栄養素は厳密にはこれだけではない(特に油脂類はサプリでは摂りにくい)。
 2)  味が単調すぎてとても食べつづけられない。
 3)  サプリの中に本当に表示どおりの成分が入っているのかは分からない(加工食品の内容成分にはブレがある)。
 4)  日本人の栄養所要量は,このようなサプリで摂取することを想定して策定されたものではない。

 ちなみに必ず摂取しなければならないものには,タンパク質とビタミン,ミネラルのほかに,脂肪(必須脂肪酸)があります。油脂関係のサプリでも補給は可能であるが,いずれにしてもサプリ中心の生活では「塩気」や「旨み」がほしくなると思われるので,ナッツ類など油脂が多く塩味もついた食品から摂取した方がよいでしょう。
▲先頭へ戻る

« アミノ酸についてもっと知ろう! | あるある健康大百科「ダイエット編」トップページ | 低インシュリン・ダイエットについて »