ダイエットに必要な考え方について:あるある健康大百科「ダイエット編」

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ダイエットに必要な考え方について

3種類のダイエット

 ダイエットについて大別すると,下記の3種類に分類できます。中で問題なのは,本当にやせたい(2) のダイエットが必要な)人が,1) の情報に踊らされていることでしょう。

 1)  娯楽としてのダイエット : 「やせる/やせない」は別として,知的好奇心や美的好奇心を満たすためのダイエット
 2)  本気でやせるためのダイエット : 10キロ,あるいは20キロの減量を目標として,実際にやせるためのダイエット
 3)  脅迫的なダイエット : 摂食障害など,健康を害してまでもやせようとするダイエット

 1)のダイエットは,テレビ番組や女性雑誌などで取り上げられるダイエットです。実際に視聴者(読者)をやせさせるよりも,彼女たちの知的好奇心や美的好奇心を満足させることを目的とした耳触りの良い話や,仮説を真実として脚色したものが多いのです。

 実際に女性達の間で毎年のように入れ替わりブームになるダイエット理論やダイエット法はこの1)の部類のダイエットに関するものです。
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ダイエットに必要なものは意志の強さ

 軽い気持ちでダイエットを考えることは決して悪いことではありません。ただ一歩踏み込んでしまうと徹底的に意志の強さを求められるがダイエットでもあるのです。

 「お腹がいっぱいなのに,ついデザートを食べてしまう」,「運動しなければいけないのは分かっているけど,したくない」といったように,ダイエット中にはさまざま葛藤が生じ,しかもダイエットをしようと強く思えば思うほど,その葛藤も強く複雑になっていく傾向にあります。

 このような人は,仮にダイエットに成功したとしても気を緩めた途端,リバウンドという現象により,ダイエットに成功した以上の体重増をしてしまうでしょう。なぜなら,単に体重や体脂肪を減らすという行為だけがダイエットではないということだからなのです。
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ダイエット成功のための良い選択

 長期のダイエットをスムーズに成功させるための考え方,手法とは,どのようなものでしょうか。まず重要となるのは,太るもやせるも本人の日々の選択しだいであるということです。結果をより良いものに導くには,日々の生活をよりよい選択をもって行う以外はないのだといえます。

 ところが,このダイエット成否のカギを握る「選択」を,自分ではしないで,他人まかせにする人たちがいます。彼らは,本当はお腹がいっぱいなので「食べない」という選択をするべきときに,誰かにすすめられるままに食べてしまいます。

 両親が作った料理やレストランで出された料理が自分の体が必要とする以上のものであったとしても「食事を残すことは行儀が悪い」,「これまで出されたものは残さず食べてきた」などの理由で全部食べてしまおうとします。

 これらの人々は,自分から何事も「選択」しないことで他人との摩擦を回避したり,物事に立ち向かっていくことを苦手にしているうちに,やがて自分を自分でコントロールしていく感覚を失っていき,つまり,自分を自分で変えることができなくなっていくのです。

 厳しいようですが,そのような状況に陥った人にダイエットの成功はありません。なぜなら,ダイエットを成功させるには,「自分の力で自分を変えることができる」という信念と自信を持ち続ける強い意志が必要だからです。

 私たちは,朝起きてから,夜寝るまで様々な場面で「選択」を行って生きています。朝起きてまず歯を磨くべきか,顔を洗うべきか,朝食を食べるべきか,食べるなら「何を」「どれくらい」食べるべきか。

 習慣となってほとんど無意識に選択しているものも合わせると,一日のうちに数百,数千,数万の選択を行って生きています。そして,もし自分が今太っているのであれば,それはこれまで自分が行ってきた無数の選択の結果なのです。

 のどが渇いた時に,水ではなくジュースを飲むのは,自分の「選択」です。その結果,のどの渇きを癒すのとは別に,糖というエネルギーを摂取し(場合によっては脂肪細胞を肥大化させ)たことはそれに続く「結果」です。

 お腹が空いていないけど,お茶に誘われたついでにケーキを食べるのも,「選択」です。その結果,楽しい会話とは別に糖や脂質というエネルギーを摂取し(場合によっては脂肪細胞を肥大化させ)たこともまた,それに続く「結果」です。

 例えば,たまたま目の前のテーブルにお菓子がおいてあったので,なんとなく食べてしまうのもしないのも,すべては自分の「選択」であり,その結果,太るもやせるも,すべては自分の日々の選択の結果なのです。
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自分の選択権を持つこと

 食生活における食べる食べないの選択権は,自分の特権です。自分の価値観に応じて「自分が使う」習慣をつけるべきです。

 たとえ,それでダイエットに好ましくない選択をしてしまうことがあったとしても,他人に指図されたりコントロールされるより自覚的である分,自分の体型や人生を自分の力で変えることができるという自信を強めることができるはずです。

 私達の社会では,多くの他人が自分に何か食べさせようと非常に熱心に活動しています。例えば食品会社は年間数百億円という大金をつぎ込んで自社製品の宣伝を行っています。

 テレビを見たりラジオを聞くだけでも,一日に何度も食品会社のコマーシャルを見せられたり聞かされたりすることになります。外出しても,食品に関する宣伝広告を全く目に入れないで街を歩くことは,まず不可能でしょう。

 このような社会で食べ物に関する選択権を他人に譲る生活を送った場合,体重への結果は明白です。
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自分に合わせてダイエットの手法も成長させる

 ある意味でダイエットは自分の成長に合わせて,その手法も成長させていかなければならない終りのない活動だといえます。決して成果をあせらず,ダイエットの根本的なテーマだけはしっかりと見定めて,段階をおって徐々に知識と経験を増やす心がまえをもつようにするとよいでしょう。

 選択の重要性を理解し,自分で積極的に選択を行う習慣がついたら,次はダイエットのために,より良い選択を行う必要が出てきます。そのためには当然,選択を行うためのさまざまな知識が必要となってきます。いわゆるダイエット法や,健康的な食事について研究をはじめるのがこの時点です。

 ただし,ダイエットは人生全般にかかわる非常に複雑な活動です。そのための知識を短期間で手に入れようと思っても不可能ですし,究極的にはいかなるダイエットに関する重要なアドバイスも,自分の人生に合致ように,自分自身で試行錯誤を繰り返しながらアレンジしなければなりません。
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